ソラナの時価総額が1,000億ドルの節目を超える
ソラナ(Solana/SOL)はビットコイン(Bitcoin/BTC)、イーサリアム(Ethereum/ETH)、テザー(Tether/USDT)に加わり、時価総額が1,000億ドル(約15.3兆円)を超える資産となった。
CoinMarketCapより画像引用
ソラナは時価総額が1,000億ドルを超える仮想通貨グループにこの度加わった。仮想通貨アグリゲーターのCoinMarketCapによると、SOL2024年11月11日16時半の執筆時点で1SOL=31950円前後で推移しており、前日同時刻比+1.8%、1週間で+30%得雄超える上昇となっており、時価総額は15兆円を超えている。
世界第4位の仮想通貨であるSOLのパフォーマンスは、仮想通貨市場がドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の勝利とFRB(連邦準備制度理事会)の利下げの影響を受けた上昇を記録する中、7日間でトークンが30%以上の上昇を続けている。
SOLの30%以上の上昇は、過去 1 週間で最もパフォーマンスの良かった主要トークンの1つとなり、わずか18.5%上昇のビットコイン(Bitcoin/BTC)や、33%上昇のイーサリアム(Ethereum/ETH)を上回る記録だ。しかし、ドージコイン(Dogecoin/DOGE)やシバイヌ(Shiba Inu/SHIB)といったミームコインは、それぞれ93%と67.5%と、より良いパフォーマンスを見せている。SOLの時価総額は現在1,000億ドルを超えており、BTC、ETH、テザー(Tether/USDT)の3つの他仮想通貨とともに、このレベルの唯一の仮想通貨となっている。
好パフォーマンスの裏には期待されるソラナETFの存在も
ソラナへの期待が高まる中、クジラたちはアルトコインの買い集めに忙しくしている。
仮想通貨の分析を手掛けるLookonchainによると、「AA21…VxH9」という名のクジラが10月22日以降257,599 SOL(約83億円)を購入し、10日に7,500 SOL(約2.4億円)を追加で購入した。
SOLは今年(2024年)これまでに96%上昇するなど、印象的なパフォーマンスを見せており、ネットワークがイーサリアムを転売するという憶測がX上の仮想通貨コミュニティ間で議論されている。時価総額でイーサリアムを転売するにはまだ遠いが、SOLはすでに今年の取引数が100億件を超えており、取引活動ですべてのブロックチェーンネットワークを支配。これに最も近いネットワークはニアプロトコル(Near Protocol/NEAR)で、19億9,000万件の取引がある一方、イーサリアムは2024年に3億6,100万件の取引しかなかった。
SOLのパフォーマンスを後押ししている要因の1つに、数年以内にETF(上場投資信託)に上場される可能性があることが考えられ、2つの資産運用会社がすでにソラナETFを申請している。