大手仮想通貨企業がパクソス(Paxos)のUSDGを使用した新グローバルステーブルコインネットワークを立ち上げ

大手仮想通貨企業が新グローバルステーブルコインネットワークを立ち上げ

大手仮想通貨企業は、パクソス(Paxos)のグローバル・ドルUSDGを使用し、ステーブルコインの採用を促進し、現実世界での応用を前進させることに重点を置いたオープンネットワークである「Global Dollar Network(グローバル・ダラー・ネットワーク)」を立ち上げた。

Global Dollar Networkは、PaxosのUSDGを使用してステーブルコインの採用を促進していくという。この取り組みには、大手仮想通貨取引所のロビンフッド(Robinhood)、クラーケン(Kraken)のほか、Anchorage Digital、Galaxy Digital、Paxosなど、を含むトップWeb3企業が参加し、国境を越えたステーブルコインソリューションで協力していく。

このネットワークは、MAS(Monetary Authority of Singapore:シンガポール金融管理局)の今後のステーブルコインフレームワークに準拠した、Paxosの新しいステーブルコインUSDGを使用する。USDG は、採用に貢献した参加者に準備資産の利回りを還元し、トークンを使用した仮想通貨および金融ソリューションの開発を促進するように設計されており、高い取引コストや限られた消費者保護など、ステーブルコイン市場の欠点に対処することを目指している。USDG はより公平なモデルを提供し、より幅広い機関投資家や主流の参加者を引き付ける可能性があることを強調したうえで、クラーケンのアルジュン・セティ(Arjun Sethi)共同CEO(最高経営責任者)は次のように述べている。

USDG は、規制されたステーブルコイン市場のダイナミクスを一変させます。


今後数カ月以内に追加パートナーを通じてアクセス拡大の予定

東南アジア最大の銀行であるDBS銀行は、USDG準備金の現金管理および保管サービスを提供する予定だ。

最初の配布は、Anchorage Digital、Galaxy Digital、Kraken、Paxos の各プラットフォームで利用可能となり、今後数カ月以内に追加のパートナーを通じてアクセスを拡大する予定だ。パクソスのチャールズ・カスカリラ(Charles Cascarilla)CEOは、ネットワークが「金融システムの再構築」と、企業がステーブルコインをビジネスモデルにシームレスに統合できるようにする役割を強調した。

Global Dollar Networkの設立者数は限られているものの、同組織の会員資格はオープンであり、会員資格には、取引所、カストディアン、プロトコル、カードネットワークのリーダーなどが含まれる可能性がある。

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