FV Bank とVisaが提携で新仮想通貨デビットカードを導入
FV BankとVisa(ビザ)が提携し、新しいデビットカードと法人経費カードを導入した事がわかった。
ラスベガスのMoney 20/20で発表された今回の提携によるFV Bankの新たなVisaカードは、顧客が法定通貨とデジタル資産を世界中で使用でき、個人と企業向けの統合銀行および仮想通貨ソリューションの初の試みとなった。同銀行によると同カードは、米国と海外の両FV Bankの顧客は、従来の米ドルとデジタル資産の残高から資金にアクセスおよび利用可能で、数百万の場所でグローバルな支払いオプションが提供される。このまた、このカードは、法定通貨、ステーブルコイン、保管口座に保管されている仮想通貨の残高を統合するとのことだ。
FV Bank は、従来の銀行サービスとデジタル資産管理の統合を目標として 2018 年に設立され、プエルトリコの金融機関長官事務所から認可を受けている。
法定通貨または仮想通貨
これらのカードにより、FV Bankの顧客は、従来の資金を介してステーブルコインなどのデジタル資産に変換し、銀行口座から現金を使用したり引き出せる。
現時点で米ドル、米ドルコインとテザー(Tether/USDT)、および保管口座に保管されているビットコイン(Bitcoin/BTC)、イーサリアム(Ethereum/ETH)、USDコイン(USDCoin/USDC)、ポリゴン(Polygon/MATIC)、ドージコイン(Dogecoin/DOGE)、ポルカドット(Polkadot/DOT)などの仮想通貨での入金を受け付けている。
つまり、FV Bankの保管口座に仮想通貨を保有しているユーザーは、資産を即座に変換して現実世界の取引で使用できるようになる。また、銀行の主要Visaメンバーシップにより、カード所有者はタップして支払う方法や、チップ、磁気ストライプなど、さまざまな支払い方法にアクセス可能だ。さらに、法人顧客は経費カードの恩恵を受け、企業は支出限度額の設定、特定ユーザーの承認、経費のリアルタイム追跡が可能になり、これらはすべて FV Bank のアプリで管理できる仕組みだ。
現在デビットカードは、デジタル資産をユーザーの日常生活に統合する方法として、ますます人気が高まっており、より多くの仮想通貨企業がVisaやMastercardなど、他のカードネットワークのソリューションを取り入れている。