メタプラネット(Metaplanet)、新たな資金調達後の投資計画戦略を発表

メタプラネットが新資金調達後の投資計画戦略を発表

メタプラネット(Metaplanet)は、100億円を調達する戦略を発表し、このうち85億円はビットコイン(Bitcoin/BTC)購入のために確保されることが明らかになった。

日本語訳:
メタプラネットは100.8億円の無償新株予約権割当を発表。その収益はBTCの追加購入資金に充てられる。

この決定は、新株予約権の無償割当に関する通知を通じてコミュニティと共有され、すべての株主は9月5日に新株予約権を受け取ることになるとのことだ。通知には、現在の不安定な状況にもかかわらず、ビットコインに投資するという同社の大胆な決定が記載されており、仮想通貨市場全体は、日本株式市場の1987年以来最悪の急落とともに急降下。予想外の下落は、日本銀行が0%から0.25%への利上げを発表した後に引き起こされたものであり、この決定は仮想通貨市場と株式市場に連鎖的な影響を与え、ビットコインは49,000ドルまで下落した。

CoinMarketCapより画像引用

この新たな戦略により、同社は長期戦略の一環としてビットコインをかなり蓄積できるとみられており、メタプラネットは現在、246BTCを保有している。また、ビットコインが56,000ドルの水準を回復したことで、メタプラネットの保有資産の現在の価値は1,400万ドル(約20億円)に達している。

MicroStrategyを追随するメタプラネット

メタプラネットは、ビットコインの価格変動にもかかわらず、ビットコインを蓄積するMicroStrategy(マイクロストラテジー)の計画に従っており、同社は2024年4月22日に買い付けを開始し、97.8BTCを10億円で購入している。

この後、同社はさらに6回購入し、最新の購入は2024年7月22日で、同社はこの日、20.3BTCを2億円で積み上げたている。メタプラネットによるビットコイン購入の決定は、ホテル事業からの撤退を計画した後に行われたものであり、同社は、ホテル部門をビットコイン信者向けに変更することを想定しているとみられる。同社が最近、新たなビットコイン投資戦略を明らかにしたのは、仮想通貨市場が時価総額2兆ドルを回復したことを受けてのものであり、ビットコインとイーサリアム(Ethereum/ETH)は3~5%の範囲で緩やかな価格回復を見せており、ソラナ(Solana/SOL)は11%増と2桁の急騰を記録している。

一方で、7月25日、ナッシュビルで開催されたビットコインカンファレンスで、メタプラネットとSemler Scientific(セムラーサイエンティフィック)の幹部は、MicroStrategyのBTCプレイブックへの称賛の意を表明。メタプラネットのサイモン・ゲロビッチ(Simon Gerovich)CEO(最高経営責任者)は、同社がBTCに戦略的に軸足を移す前に、ゾンビ企業に関連する特徴を示し始めていたと説明。同氏は、同社が最終的にビットコインが最高の貨幣資産であることを理解し、日本の投資会社の財務にとって素晴らしい要素になると述べた。