アイルランドの大臣がXの仮想通貨詐欺広告の削除を要求
アイルランドの副首相の法務チームは、X(元Twitter)に対し、著名な政治家をフィーチャーした一連の「非常に邪悪な」仮想通貨詐欺広告を削除するよう要求したとアイルランドのメディアが本日報じた。
タナイステ・マイケル・マーティン(Tánaiste Micheál Martin)氏と彼の弁護団は、特に弱い立場にある人々が詐欺広告に騙され、来年の総選挙を前に彼の評判が傷つくという重大な懸念を概説する書簡をXに書いた。同氏率いる保守派Christian Fianna Fáil(クリスチャン・フィアナ・ファイル)党の関係者らは、ニュース系テレビ局アイルランド・インディペンデントに対し、Xの仮想通貨広告は「“法外”かつ“極めて邪悪”」だと語っている
Xの前に仮想通貨詐欺広告をめぐってGoogleを訴訟に持ち込んだ
マーティン氏は以前、自身の肖像を使用した一連の仮想通貨詐欺広告をめぐってGoogleを訴訟に持ち込んでいる。
同氏は加害者の責任を追及したいと述べ、高等法院もマーティン氏に味方。Googleは12月、広告代金を支払っている金融口座の詳細を明らかにするよう命じられた。現在、同氏が削除したいと考えている詐欺広告は、有料コンテンツとして X に定期的に表示されていると伝えられている。広告はGoogleの事件と同様に、アイルランド・インディペンデント紙の名前を使い、仮想通貨で金持ちになる秘密を暴露すると主張する偽記事を共有している。伝えられるところによると、マーティンの弁護士は書簡を送った後、Xから何も聞いていないが、状況に対処する方法についてはまだ検討中であるという。