カタールはビットコインを準備金に追加した可能性が浮上

カタールがビットコインを準備金に追加か

Skybridge Capital(スカイブリッジ・キャピタル)の創設者アンソニー・スカラムチ(Anthony Scaramucci)氏は、カタールがビットコイン(Bitcoin/BTC)を準備金に追加する可能性があり、追加する中東の国は初めてとなるとツイートした。

日本語訳:
マックスは、カタールが貸借対照表にビットコインを追加した可能性があると言っています。もし本当なら、マックス・カイザーに感謝するしかありません!

カタールがビットコイン投資を積極的に検討しているというニュースは、2023年9月、カタールのタミム・ビン・ハマド(Tamim Bin Hamad)殿下がビットコインの採用やその他の投資の見通しに関する議論のためエルサルバドルに到着した際に初めて表面化。しかし、これまでのところカタールからのビットコイン投資に関する正式な確認はない。

エルサルバドル大統領ナジブ・ブケレ(Nayib Bukele)の側近でもあるビットコインマキシマリストのマックス・カイザー(Max Keiser)氏は、積極的にビットコイン獲得を狙っている。カタール首長のプライベートジェットが同会議中にマデイラで目撃されたことで、このニュースは勢いを増している。これは、MicroStrategy(マイクロストラテジー)のマイケル・セイラー(Michael Saylor)元CEOがカンファレンスで歴史的なスピーチを行った直後に発覚している。

ここで疑問に感じるのは、サウジアラビアやカタールのような裕福な中東諸国がオイルマネーでビットコインを蓄積し始めた時、ビットコインの価格はどうなるのか、もしかすると、再び巨額資金がこの資産クラスに流入するのが見られるかもしれない。

ビットコインに殺到する機関

これまで見てきたように、過去2カ月間で巨額の機関資金がビットコインETF(上場投資信託)に流入している。

BlackRock社のIBIT(iシェアーズ・ビットコイン・トラスト)とFBTC(フィデリティ・インベストメンツのワイズオリジン・ビットコイン・ファンド)は合わせて「ニューボーン・ナイン」ファンドへの総流入額の79%を獲得。これに応じて、残りの7つのファンドのうち4つは、手数料を大手2つのファンドよりも引き下げることを選択している。Valkyrie Investments(ヴァルキリー・インベストメンツ)は、SEC(米国証券取引委員会)の承認を受けて手数料を従来の0.49%から0.25%に引き下げたことで注目に値し、手数料がほぼ半分に。同様に、Franklin Templeton(フランクリン・テンプルトン)も運用手数料を市場最低の0.19%に引き下げ、10bp(ベーシスポイント)の引き下げとなった。また、Bitwise(ビットワイズ)はグループ内で手数料体系を調整していない唯一のファンドであり続けている。