SushiSwapとUniswapの価格崩壊でDeFi指数が大幅な下落

SUSHIとUNIが崩壊でDeFi指数が下落

DeFiインデックス(DEFIPERP)は、人気DeFiのSUSHIやUNIの下落により、長期的な上昇サポートラインを割って下落していることが明らかになった。

Uniswap(ユニスワップ/UNI)は、17.50ドル(約2,000円)のレジスタンスラインを下回り、SushiSwap(スシスワップ/SUSHI)に関しても8.10ドル(約900円)のエリアから崩壊し、下降ウェッジ内で取引されている。

CoinMarketCap より画像引用

Uniswapは中央管理者を必要としない分散型取引所であり、イーサリアム関連のトークンをプールするだけで取引所のトークンであるUNIトークンを取得できるとして大きな注目を集めていた。しかし、5月3日に史上最高値の45ドルに達して以来、価格の下落が続いており、5月23日には13ドルの安値に達するまで続き、その後のバウンスは、サポートとして17.50ドルのエリアを検証している。

CoinMarketCap より画像引用

SUSHIトークンについては3月13日に史上最高値を記録して以来下落に転じており、5月18日に最低値を記録し、それ以来加速的に下落していることも明らかになっている。
また、テクニカル指標に関しても弱気を指しており、MACD(マックディ=移動平均収束拡散)、RSI(相対力指数)、ストキャスティクス(※1) はともに下落し、MACDは負であり、RSIは50を下回り、ストキャスティクスはデッドクロスを経験しているとのこと。

(※1)ストキャスティクス(stochastics)とは…
RSIと同様に、相場の「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を判断する分析手法でり、オシレータ系の指標として利用されている指標を指す。

SushiSwapはUniswapから派生した分散型取引所であり、Uniswapと同様にトークンを預けることで報酬としてSUSHIトークンを受け取れる仕組みとなっている。さらにSUSHIトークンは、2020年8月27日にローンチされたが、2020年9月1日に仮想通貨取引所Binance(バイナンス)に上場したことでその価格を大きく上昇させ、話題となった。

これらの人気のDeFiの下落に影響し、DeFiインデックスも下落しており、5月19日の長期上昇サポートラインで跳ね返ったものの、6月21日に1,600ドル(約177,000円)のサポートエリアから暴落し、現在、サポートラインから大きく値を下げる形となっている。これにより、DeFiインデックスは次のサポートエリアである750ドル(約83,000円)まで下がると予想されており、下落の止まりに明確な目処が立たない状況となっている。