カルダノ(Cardano)創設者が元OpenAIのサム・アルトマン氏に分散型LLMの構築を懇願

カルダノのホスキンソン氏がアルトマン氏を招待

OpenAIは、サム・アルトマン(Sam Altman)氏のCEO(最高経営責任者)解任という衝撃的な経営陣交代を発表し、いまだ驚きに包まれるなか、カルダノ(Cardano)創設者である、チャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏が、アルトマン氏に分散型LLM(分散型言語学習モデル)の構築を懇願している事が分かった。

仮想通貨業界は投資機会を逃さないことが重要であり、その点で、ホスキンソン氏は、OpenAIでの問題を抱えたアルトマン氏にいち早く招待状を送っている。アルトマン氏は次の行動の詳細については明らかにしていないものの、X(旧Twitter)で、「次のことについては後でもっと話したい」と投稿。これを踏まえて、ホスキンソン氏はX上でアルトマン氏に対し、カルダノブロックチェーンと提携し、分散型LLMの確立に協力するという大胆な提案をしている。

日本語訳:
サム様、もう時間があるので。分散型LLMに興味がある場合は、私に連絡してください。楽しいカルダノパートナーチェーンになるだろう

ホスキンソン氏は分散型LLMモデルを構築したい

ホスキンソン氏は、分散化とオープン性を取り入れたAI(人工知能)のビジョンを描いている。

カルダノの創設者であり、イーサリアム(Ethereum/ETH)の元共同創設者である同氏は、分散型LLM構築についてある程度の知識を持っており、ビジョンは野心的だが、有望である。一方、言語学習モデルについて何かを知っている人がいるとすれば、それは間違いなくアルトマン氏であり、2022年11月の発売以来広く普及しているChatGPTを支える言語モデルのアーキテクトの1人として知られている。

もしアルトマン氏がホスキンソン氏の提案を受け入れれば、ChatGPTのようなAIモデルの構築方法とユーザーへのサービス提供方法における転換点となる可能性がある。分散型 LLMは基本的に誰でも利用でき、政府や大企業による検閲、改ざん、独占に耐性があり、これは既存のLLMに関して提起されている懸念の1つである。

カルダノによるマーケットパフォーマンス

カルダノは、堅牢なテクノロジーと分散型アプリケーションへの取り組みで知られるブロックチェーンプラットフォームであり、仮想通貨市場で注目を集めている。

ホスキンソン氏によるアルトマン氏への招待は、テクノロジー分野におけるイノベーションの限界を押し広げたいというカルダノの野心を示唆。AIについても、分散型 LLMモデルのアイデアは、持続可能でスケーラブルなソリューションを生成するというカルダノのコンセプトと共鳴。分散型LLMは、AI研究と使用方法における根本的な変化を表しており、このような戦略では、ブロックチェーン技術を採用することで、セキュリティ、透明性、アクセシビリティー向上が期待されている

さらに、カルダノとアルトマン氏の間の仮想的なパートナーシップにより、標準的な集中型AIモデルを超える画期的なプラットフォームが開発される可能性がある。

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