バイナンスの市場シェアが縮小
世界最大の仮想通貨取引所であるバイナンス（Binance）は、CEX（中央集権取引所）市場シェア率が現在51.2%へ低下していることが、ブロックチェーン分析を手掛ける0xScopeの最新調査によって判明した。
Huobi（フォビ）、Gate（ゲート）、KuCoin（クーコイン）などの他の大手仮想通貨取引所も、同じ期間に市場シェアの低下を経験している。2023年11月6日（月曜日）付の同報告書は、バイナンスが市場の50%以上を占めており、CEX分野でトップの地位を維持している。しかし、一方で10%の下落で示されるように、2022年と過去3カ月でその優位性が衰えていることを強調している。なお、このニュースは、規制当局の監視と数人の主要幹部の辞任と同時に伝えられている。
OKXでは成長
OKXでは着実に成長を遂げている事も同時に判明している。
スポット取引とデリバティブ取引の両方で Bybit（バイビット）、Bitget（ビットゲット）、MEXCに次ぐ第 2 位の取引所に浮上した一方で、Huobiは後退し、KucoinとGateとともに第3層に位置している。
入金アドレスについて0xScopeレポートは、入金アドレスのアクティビティについてOKXとバイナンスを比較。2取引所のアクティブユーザー数は同程度である一方、コインベース（Coinbase）は過去の入金アドレスがもう使用されていないことを示唆する数字を示していることがわかった。
もう 1 つの注目すべき発見は、ソーシャルメディア、具体的にはX（旧Twitter）について、Binance はフォロワーの増加にもかかわらず減少傾向を示していることを発見。同時に、OKX のフォロワーは3倍になっている。このレポートは OKX Venturesからの出資を受けて発表されているが、調査結果は市場の興味深い現状を示唆している。
