ミームコインのPEPEが150%以上の急騰
人気キャラクター「Pepe the Frog(日本語訳:カエルのぺぺ)」をモチーフにしたミームコインであるぺぺ(Pepe/PEPE)は、過去1週間で価値が大きく上昇し、米ドルに対して152.9%上昇したことが明らかになった。
最近の統計によると、PEPEの時価総額は4月22日(月曜日)の1億4,100万ドル(約191.7億円)から、現在の評価額は3億300万ドル(約412億円)に急騰しており、PEPEは24時間で99%急上昇し、時価総額で5番目に大きいミームトークンとなった。4月30日の時点で、時価総額上位のミームコインの仮想通貨は191.1億ドル(約2.6兆円)相当の価値があり、過去24時間、すべてのミームトークンの評価額は1.6%上昇した。
時価総額上位5位のうちPEPEが大きくリード
時価総額上位5つのミームコインのうち、上昇したのは2つだけであり、新しく登場した仮想通貨であるPEPEが3桁の上昇で大きくリードしている。
Coingeckoによるデータによると、過去7日間で、PEPEは152.9%上昇し、トークンが4月30日(日曜日)に99%高くジャンプしたように、利益のほとんどは過去24時間からもたらされている。
PEPEは第5位にランクを上げており、4月22日に記録した1億4,100万ドルの時価総額は3億300万ドル以上に上昇した。4月30日、PEPEの世界取引量は1億4,963万ドル(約203.5億円)で、同日のカルダノ(Cardano/ADA)の1日取引量のすぐ下を推移しており、ミームトークンは、1ユニットあたり0.000000813847ドルで30日に記録した史上最高値より10%低くなっている。
PEPEは、2023年4月30日の日曜日の午後3時(日本時間)にトレンド入りしており、Twitterのビジネスと金融セクションでミームコインに関連する200万以上のツイートがあるなど話題の中心となっている。さらに、仮想通貨データ分析を手掛けるCoinCarpの統計によると、現在55,024人のPEPEホルダーがおり、トップ10のウォレットは全供給量の20.64%を保有。トップ100のPEPEホルダーは現在の供給量の43.82%をコントロールしているとのこと。
ミームコイン経済市場価値が大きく変動
PEPEは中央集権的な取引所でホストされているが、このコインの取引活動は、ほとんどがDEX(分散型取引所)のUniswap上で行われている。
一方で、ミームコイン経済の市場価値はここ数カ月で大きく変動しており、ドージコイン(DogeCoin/DOGE)とシバイヌ(Shiba Inu/SHIB)は上昇と下落を経験している。ミームコイン資産は、2020年以降の大幅な価値上昇以来、投資家からの需要の高まりと仮想通貨市場での投機を集めている。ミームコイン経済はボラティリティ(価格変動差)が高いことで有名であるが、DOGEとSHIBは過去2年間、ミームコイン市場の最前線に立ち続けており、これらのミームコインの市場価値は変動が大きく、より広範な仮想通貨経済に与える影響は無視できないものである。