メッセージアプリ「テレグラム(Telegram)」が仮想通貨ウォレットとの統合を発表

テレグラムとの統合により数百万人による仮想通貨を採用が可能に

トンコイン(Toncoin/TON)のデベロッパーリレーションズディレクターであるアンソニー・ツィヴァレフ(Anthony Tsivarev)氏は、仮想通貨ウォレットとメッセージアプリテレグラム(Telegram)の統合を発表した事が分かった。

シンガポールで開催された『Token 2049』イベント中に、ウォレットを運営する財団はテレグラムとの協力を明らかにした。

大手メディアの報道(TON Foundation)は、トークンに基づいたWeb3エコシステムの構築と促進に協力する予定です。このようにして、テレグラムの月間8億人のアクティブユーザーは、仮想通貨を自己管理するためのネイティブアプリを利用できるようになる。

テレグラムには仮想通貨ベースのプロジェクトが多数存在

テレグラムには、仮想通貨取引ボット、予測および分析チャネル、投資家やオペレーターの大規模なコミュニティなど、多くの仮想通貨ベースのプロジェクトが存在する。

TON財団との協力は、初期の資産クラスの採用を促進しながら、このセクターでの足場を「強固にする」ことを目的としている。テレグラムは、早ければ2023年11月にトン・スペース(TON Space)と呼ばれる仮想通貨ウォレットの展開を開始する予定で、新機能は米国などの特定地域については除外している。

TONウォレットはTOPオープンプラットフォーム(The Open Platform)によって作成され、その開発にはかなりの論争が巻き起こった。なお、TON プロジェクトは当初テレグラムによって進められていたが、米国の規制当局からの規制圧力により中止されている。そのため、仮想通貨コミュニティは、TON プロジェクトの開発を促進するための財団を設立することで、TON プロジェクトを指導下に設置。TONトークンは、ユーザーが新しい機能にアクセスできるようにするために、テレグラムやその他のプラットフォームと徐々に統合。これには、独自ドメインの購入、電話番号を提供せずに テレグラムアカウントを開設するコンテンツ作成者へのチップなどが含まれ、テレグラムへの統合は、その開発における論理的なステップのように思えます。