SBIがリップルに加わり、東南アジアでの国境を越えた送金を変革

SBIがリップルの国際送金の変革に注力

SBIジャパンの仮想通貨専門部門SBI VCトレード(SBI VC Trade Co., Ltd.)の子会社であるSBIレミットは、国際送金サービスの革命に向けた戦略的動きを明らかにした。

リップル(Ripple Labs Inc.)社およびSBIリップルアジア(SBI Ripple Asia)社と提携。公式発表によると、フィリピン、ベトナム、インドネシアの銀行口座にXRPベースの送金サービスを迅速かつ手頃な価格で国際送金サービスを開始。SBIレミットが提供する既存のリップルを利用したサービスは、この戦略的協力のおかげで大幅に拡大され、金融業界の絶え間ないイノベーションの追求を改めて浮き彫りにしている。

SBIレミットは2017年以降、リップルの最先端決済ソリューションを採用する最前線におり、2022年は仮想通貨の世界に果敢に挑戦し、日本で初めてフィリピンの仮想通貨ウォレットにXRPを利用した送金サービスを提供。そして今開発により、同社はその暗号を利用した実力を従来の銀行口座にまで拡大し、この分野におけるパイオニアとしての地位をさらに確固たるものにしようとしている。国境を越えて送金するユーザーにとって、スピードだけでなくコスト削減も約束する。東南アジア諸国への送金量が多いことから、SBIはこの画期的なサービスの急速な普及を期待しており、多くの注目が集まっている。

国内の銀行はリップルの送金サービスを支持

送金の未来に対するSBIのビジョンはリップルだけにとどまらず、同社はこの拡大を可能にするため、国境を越えた決済ソリューション企業であるトラングロ(Tranglo)と賢明にも提携している。

また、サービス開始の正確な日付はまだ公表されていないが、SBIは熱心なユーザーに対し、今月中には利用可能になると保証しており、今提携が国境を越えた送金を再定義する準備を進めていることを、金融界は注視しているようだ。

驚くべきことに、リップルのサービスは、米国での法廷闘争が続いているにもかかわらず、日本では繁栄を続けており、山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行を含む日本国内の銀行は最近、リップル社のリップルネットベースの送金サービス「MoneyTap P2P」を支持している。これらの銀行大手は合わせて170以上の支店を経営しており、日本の金融セクターにおけるリップルの存在感を確固たるものにしている。

波及効果は国内外へ

波及効果は日本だけにとどまらず、グローバルな舞台でBoA(バンク・オブ・アメリカ)のような大手金融機関から称賛を得ている。

銀行大手は同社の画期的なブロックチェーンソリューションに賞賛を表明し、世界の金融業界に革命をもたらす可能性を認めており、クロスボーダー取引におけるリップルの影響力の増大と、イノベーションへの揺るぎないコミットメントを強調するものであるだろう。

一方で、BoAは最近、別の報告書で、アジア太平洋地域における貿易書類のデジタル化における同社の極めて重要な役割を強調。報告書は、この変革におけるブロックチェーン技術の重要性を強調し、クロスボーダー決済を再定義する同社の可能性を強調している。BoAの表彰は、リアルタイム決済サービスを提供する同社の能力にスポットライトを当てたものである。クロスボーダー決済の効率を高めるだけでなく、プロセスに新たなレベルの透明性をもたらしており、金融界における同社の破壊的な影響力は否定できず、その歩みは業界を魅了し続けている。