ぺぺコイン(Pepecoin)創設者は不正メンバーがPEPEトークンを盗んだと主張も手の込んだラグプルか

ぺぺコイン(Pepecoin)創設者が不正メンバーがPEPEトークンを盗んだと主張

ぺぺコイン(Pepecoin/ PEPE)コミュニティは、大規模な内部裏切りによって揺れており、約16兆ドル(約約2339.4兆円)のPEPEトークンが盗まれ、さまざまな仮想通貨取引所に送金されていることが明らかになった。

日本語訳:
この投稿で言及されている最大の関連PEPEマルチシグトランザクションのアドレスは次のとおりです。

マルチシグアドレス:0x5BdEA820293689B77FA8e83b1E3D58B27B5ce9BA
6.7TN PEPE がBinance Exchangeアドレスに転送されました:
0x6AEdf674e6C8bB0376fBE0D4AD28481ab33103cb
https://etherscan.io/tx/0x6a850ec58be735ec4f2234899424a248961de7b6140b7a7f44d345ff7b46c9db

8.5TN PEPEをOKX Exchangeアドレスに転送:0x26E1A4efc77B3FE3272C79c5ab66972a0C86DA81

2023年8月26日(土曜日)午前2時49分(日本時間;同日11:49)、ぺぺコイン公式X(旧名:Twitter)アカウントは包括的な声明を発表。その発表によると、2023年8月24日(木曜日)、PEPEのマルチシグCEXウォレットから一連の不正取引が開始されたとのことだ。これらの取引により、OKXバイナンス(Binance)、クーコイン(Kucoin)、バイビット(Bybit)を含む複数の仮想通貨取引所に約16兆ドルのPEPEトークンが送金され、マルチシグウォレットに必要な署名者数も8人中2人に減り、ウォレットには10兆トークンしか残らなかったとのこと。

今回の発表では、2023年4月17日の設立以来、ぺぺコインを悩ませてきた内部対立に光が当てられており、声明によると、大きなエゴと欲に駆られたチーム内の一派がプロジェクトの進行を妨害していたと指摘している。これらの個人は不正取引の責任者であり、その後マルチシグウォレットから身を引き、その過程でソーシャルメディアから存在も消したとのことだ。

残りの10兆トークンは新しいウォレットに移される

PEPEは、悪名高いミームと漫画のキャラクター、カエルのぺぺにインスパイアされたトークンで、2023年4月17日に市場に導入されており、人気を集めている。

発表では、今後の方針についても説明されており、プロジェクトを前進させるため、著名なコミュニティメンバーと話し合いを開始し、残りの10兆トークンは、使用または破棄に関する決定がなされるまで、新しいウォレットに移される。今回の一件により、PEPEトークンは約0.000000899ドルで取引されており、過去24時間で0.89%、過去1週間で20.27%下落したことが明らかになった。

また、Xアカウントの背後にいる個人は、PEPEのために特定のウェブドメインとユーザー名を取得するために交渉中であり、買収または寄付が完了すると、残りのマルチシグトークンは焼却される予定である。実際、創設者の主張の結果、PEPE価格は8月29日に11.1%急騰。PEPEは、特にビットコインのインフルエンサーであるジェイソン・ウィリアムズ(Jason Williams)氏のような仮想通貨インフルエンサーから、投資家の支持を受け続けているようだ。

さらに、ぺぺコインはインフルエンサーを使ってトークンを売り込んでいるようだが、これはトレーダーに新たな危険をもたらしており、トークンを再び信用したユーザーは、再びラグプルに直面する可能性がある。創設者はすべて偽名であるため、誰がプロジェクトをコントロールしているのか不明であるほか、残された創設者がラグプルから免責される証拠もなく、偽名の人物の言葉を鵜呑みにするのは難しいだろう。

一方で、失脚したFTXの創設者サム・バンクマン・フリード()氏がこのプロジェクトに関与していた可能性も示唆されており、プロジェクトの動向に注目が集まっている。