ビットコインの高難易度は縮小寸前
2023年7月11日（火曜日）、前例のない史上最高値を達成し、53兆9,100億という驚異的な水準まで急上昇し、ビットコイン（Bitcoin/BTC）の難易度は2023年7月26日には推定3.9%から4.04%の範囲で低下する見込みであり、ブロック間隔延長緩和へ向かう事が分かった。
ブロックの生成期間は現在遅れており、最近の典型的な平均時間は10分で、7月21日（金曜日）には 1 ブロックあたり12分と長くなり、その翌日には1ブロックあたりほぼ11分に達している。次回のビットコイン難易度の再調整は、7月26日（水曜日）頃に実施される予定だ。
下方調整が行われる可能性も予測
7月11日の6.45%の顕著な上昇に続き、3.9%から4.04%の範囲で下方調整が行われる可能性があると予測されている。
ビットコインのブロック生成はおよそ10分ごと、2,016ブロックごとに発生。これらのブロックを発見するプロセスが2週間を超えると、マイニングの難易度が低下。逆に、2週間以内に2,016ブロックのマイニングが完了すると難易度は上がる。7月21日と22日のブロック間隔は通常の10分より長く、11分から12分以上続いた。ハッシュレートは 7 月 8 日に最高値に達したが、過去2,016ブロックでは平均371.1エクサハッシュ/秒 (EH/s) と、ハッシュレートは低下している。過去3日間で、Foundry USAは111.75 EH/sで世界のハッシュレートの30.08%を占め、続いてAntpoolの86.92 EH/sまたは総ハッシュレートの 23.39%が続いた。F2pool、Binance Pool、Viabtc がマイニングプールのリーダー2社に続く。
7月24日時点でブロックタイムは改善の兆しを見せており、平均1 分をわずかに下回り、平均をわずかに上回る10分24秒で横ばいになることもある。7月24日（月曜日）、東部時間の午前8時の時点で、バックログは保留パターンの265,000～280,000件のトランザクションであふれており、順番が確認されるのを待っている。
マイナーたちは、何カ月もブロックチェーンのボトルネックになっているバックログを解消するという長引く問題に今も取り組んでいる。山積みになった未確認取引を解くには、95個のブロックをクリアする必要がある。数日以内に難易度が引き下げられることにより、マイニング参加者がこれらのブロックを発見するための道が容易になる。
