ビットコインETF、SECの承認可否の日付が判明
米証券取引委員会(SEC)に対して承認の申請待ちとなっている、ビットコインETF(上場投資信託)の可否が来月の10日になる可能性が非常に高いことが判明しました。
今回の承認の審査はSECが担当する形となっており、承認の可否となる日付が明らかになったのは取引所シカゴオプション(CBOE)によるビットコインETFの申請を受けたSECが出した文書によって明らかとなりました。
SECが出した提出書(51PのⅢ)はこちら:https://www.sec.gov/rules/sro/cboebzx/2018/34-83520.pdf
申請されているビットコインETFについてはこのような内容で期日が説明されています。
- この届けが出されてから45日以内、もしくはそれより長い期間をようすることがある。そうのような長い期間を必要とする時は理由を公表して最大で90日間を判断に要するかもしれない。
- ビットコインETFの提案に関して承認するもしくは、拒否をする。ルール変更の提案が拒否される場合は理由について書かれた議事録を作成する。
申請を出している取引所シカゴオプション(CBOE)は26日に、SECに提出したことが明らかとなっているため、最短で45日後の8月10日と予想されています。
また、最大の公表日数で計算した場合でも、9月24日までには今回のビットコインETFの承認が行われることとなり、仮想通貨の市場は近い日付で大きな変動が起きそうです。
SECは以前にもウィンクルボス兄弟のビットコインETFの申請を審査していましたが次のような理由により、申請は却下されています。
「取引所は潜在的な商品またはデリバティブを取引する重要な市場とのサーベイランス契約を結ばなければならない。市場は規制されなければならない」
今回のETFの申請が許可されることになれば、ビットコインの価格が5万ドル(約550万円)以上になるとも予想されており、大きな注目が集まっています。
記憶に新しいのはウィンクルボス兄弟が運営するGeminiの申請が却下されたことです。
具体的な可否の判断を下す日程が公開されたこと、Bitcoin.Ethereumが証券ではないとSECが判決した後の初のETF申請であること、連邦政府公認の取引所であるCboeの申請であることなど、複数の理由から初のBitcoinETF承認の期待感が高まっています。
承認されれば、Bitcoinが機関投資家の選択肢の一つとなり、1口のソフトキャップが25BTCからの現物買いのみとなります。
非常に楽しみなニュースです。