イーロン・マスク氏がサム・バンクマン-フリード氏の寄付を非難
イーロン・マスク(Elon Musk)氏は、サム・バンクマン-フリード(Sam Bankman-Fried)氏が10億ドル(約1343.7億円)以上を民主党に寄付したと主張し、そのお金はどこに行ったのかと尋ねた事が分かった。
That’s just the publicly disclosed number. His actual support of Dem elections is probably over $1B. The money went somewhere, so where did it go?
— Elon Musk (@elonmusk) December 3, 2022
Will Manidis:SBFが100億ドル以上を盗んだとして刑務所行きにならないように4,000万ドルを寄付したことは、史上最高のROI取引(※Return on Investment:投資利益率)の1つです。
Elon Musk:あくまでも公表されている数字です。民主党の選挙に対する彼の実際の支持は、おそらく10億ドルを超えています。お金はどこかに行ったので、どこに行きましたか?
サム・バンクマン-フリード氏による寄付の詳細と記録に残っていない寄付
マスク氏は、崩壊した仮想通貨取引所FTXの元CEOであるバンクマン・フリード氏が、選挙で民主党を支援するために10億ドル以上を民主党に寄付したと主張している。
Twitter上での議論で、ヘルスケアAI(人工知能)プラットフォームScience の最高経営責任者である Will Manidis は、SBF の政治家への寄付について、史上最高のROI取引の1つと主張している。議論に参加したマスク氏は、バンクマン-フリード氏は、民主党の選挙に対する実際の支援はおそらく10億ドルを超えると指摘したうえで、マスク氏は、そのお金はどこに行ったのか尋ねている。バンクマン-フリード氏は、ジョー・バイデン(Joe Biden)米国大統領の2020年度大統領選挙戦の際、520万ドル(約7億円)を寄付。しかし、選挙に勝てなかったオレゴン州議会の民主党候補者であるキャリック・フリン(Carrick Flynn)議員を支援するため、1,000万ドル(約13.4億円)の寄付もしている。
バンクマン-フリード氏が5月に、2024年度の米国大統領選挙に1億ドルから410億ドル(約134.3億円~5.5兆円)を寄付できると述べたことにも注目が集まっている。バンクマン-フリード氏は10億ドル(1,342億円)を「ソフトシーリング(柔らかな天井)」とさえ称し、次のように述べている。
それ以上はわかりません。何が起こるかによって異なります。誰が何のために走っているかによって異なります。それは一種のハードシーリングとは言いたくないのですが、少なくともソフトシーリングの一種として、私は言うでしょう。
なお、民主党への寄付の一部が公開された一方で、バンクマン-フリード氏は共和党にも寄付したことを認めましたものの、これらは記録に残されていない。