テラ(Terra)のド・グォンが195カ国で国際指名手配中

テラのド・グォンに国際指名手配

韓国の検察官は、インターポール(Interpol=国際刑事警察機構)がTerraform Labsの責任者に赤い通知(国際指名手配書)を発行したと述べた事が分かった。

インターポールの指名手配リストへのド・クォン容疑者の追加は、同容疑者とより広い仮想通貨市場に起こりうる結果について疑問を投げかけている。韓国当局とド・グォン容疑者とのいたちごっこは、ようやくギアを上げたばかりだ。ソウル検察官は9月26日(月曜日)、Terraform Labsの共同創設者がインターポールのレッドリストに追加され、事実上195カ国で指名手配の逃亡者になったことが確認された。最初に大手メディアのブルームバーグがこの最新情報を報道。その後、複数メディアがこのニュースを報じている。

ド・クォンは逃亡中ではないと反論

ソウル南部地方検察庁は9月19日(月曜日)、ド・クォン容疑者を国際警察組織の指名手配リストに追加するプロセスを開始し、Terraブロックチェーンの失敗の背後にある中心人物の捜索をエスカレートさせた。

不安定な仮想通貨市場を揺るがした400億ドル(約)のワイプアウトイベントで、Terra USTステーブルコインが5月にドルと同等の価値を失って以降、世界中の当局は同容疑者とTerraform Labsを調査。同容疑者が爆破に先立って韓国を離れてシンガポールに向かったものの、シンガポール警察は9月17日(土曜日)に国外逃亡したと発表。同日、ツイッターで同容疑者は「逃亡中」ではないと述べたものの、韓国当局者は即この主張に反論。クォン容疑者は次のように述べている。

日本語訳:
私たちは複数の法域で自らを弁護する過程にあります – 私たちは誠実さの非常に高い水準を維持しており、今後数カ月で真実を明らかにすることを楽しみにしています。

検察がド・クォンをどのように起訴するのかは現段階で不明

韓国の法執行機関は、テラ(Terra)崩壊後に脱税とポンジー スキームを実行した疑いでド・クォンを調査した。

同容疑者は、韓国と米国で集団訴訟に直面しており、同容疑者とその会社は、投資家を欺いて USTをステーブルコインと呼んだ。これまでのところ、検察が同容疑者をどのように起訴するつもりなのか、同容疑者がどの程度法律に違反しているのかは不明である。TerraのLUNAが5月に事実上100%崩壊に見舞われ事で、同容疑者財政状態に疑問が投げかけられた。Kwonと Terraform Labsの現在のトークン保有量とその他の準備金は、活動が不透明な部分もあって不明で、元のTerraとTerra 2.0ブロックチェーンは、CoinGeckoのデータによると、合計でおよそ22億ドル(約3,177億円)の価値があるとのこと。

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