テラが証券に該当するか韓国検察が新たな捜査に乗り出す
韓国検察チームは、テラ(Terra/LUNA)トークンを証券に分類するための新しい調査とレビューを開始した事が分かった。
TerraForm Labsおよびその創設者であるド・クウォン(Do Kwon)氏、およびその他関連会社も、TerraトークンのLUNA、LUNC、およびUST (※現USTC)が有価証券であることが判明した場合、資本市場法に違反したとして起訴される方針だ。ソウル南部地検の金融・証券犯罪共同捜査チームは、仮想通貨取引所や金融監督院を含む金融規制当局の専門家と会談し、Terraトークンが有価証券であるかどうかを判断したと、現地メディアの韓国ヘラルドが9月13日(火曜日)に報じた。
この動きは、TerraForm Labs、クウォン氏、およびその他の関連会社が資本市場法に違反していると非難することにもつながる。現在、Terraとその幹部は詐欺と脱税の疑いで精査されている。
金融当局の判断に関係なく基礎される可能性も
LUNA(現LUNC)とUST(現USTC)の破綻を捜査する検察は、金融当局の判断に関係なく、資本市場法違反で被告を起訴する可能性がある。
さらに、検察官の決定は、今後の仮想通貨規制における議員の助けにもなる事が予想されている。金融規制当局は、仮想通貨を証券と非証券に分類しようと取り組んでいるものの、一部専門家は、仮想通貨は株のように発行できるため、証券であると考えており、また一部の専門家は、仮想通貨は分散型であるため商品と見なしている。
米国SEC(米国証券取引委員会)も、LUNA 開発者のTerraform Labs を調査している真っ最中だ。Terraの分散型金融プラットフォームであるMirror Protocolは、米国株のミラーリングされた資産をUSTで販売したとして調査中だ。
『LUNAとLUNC、コミュニティのサポートで急上昇』
韓国当局がTerra に対する詐欺やその他の申し立てを調査している間、LUNCおよびLUNAトークンは先週200%を超えて跳ね上がり、両トークンの1日取引量は35億ドル(約5,027億円)を超えた。