G20が10月にも強力で世界的な規制を提案へ
G20 (※1)財務担当者と中央銀行家で構成されるFSB(Financial Stability Board=金融安定理事会)は7月11日(月曜日)、仮想通貨市場を監視するだけでなく、最近の激変に対応して仮想通貨に対する「強力な」世界的な規制を提案すると発表した事が分かった。
G7(主要国首脳会議)に参加する7カ国、EU(欧州連合)、ロシアなど計20カ国・地域からなるグループで、参加国はアメリカ合衆国、アルゼンチン、イギリス、イタリア、インド、インドネシア、オーストラリア、カナダ、サウジアラビア、大韓民国、中華人民共和国、ドイツ、トルコ、日本、ブラジル、フランス、南アフリカ共和国、メキシコ、ロシア、EU
G20 watchdog to propose first global crypto rules in October https://t.co/tONXNXxFpw pic.twitter.com/JIxePBUd4F
— Reuters (@Reuters) July 11, 2022
G20規制当局が10月に初のグローバル仮想通貨ルールを提案へ
FSBによると、世界の金融市場における仮想通貨の役割を具体的に定義する新しいポリシーを2022年10月にリリースされる予定とのこと。
G20が仮想通貨監督のためにステップアップ
FSBは、仮想通貨市場の現在の不安定性により、根本的な弱点が明らかになり、より広範な金融システムとの統合が進んでいると述べている。
仮想通貨の役割を具体的に定義する新ポリシーは、USDT(United States Department of the Treasury=米国財務省)が、米国がグローバルパートナーと協力し、仮想通貨法を制定する必要があると述べた後に発表されている事にも注目が集まっている。公式発表によると、グローバルで分散型の資産クラスにとって理にかなっており、提案に加えてUSDTは、CBDC(中央銀行発行デジタル通貨)をめぐる議論において、米国が主導権を握るべきであると主張している。
2022年10月にFSBは、G20財務大臣および中央銀行知事にステーブルコインおよびその他の暗号資産に対する規制および監督アプローチについて報告する予定とのこと。米ドルに基づく多くのステーブルコインがすでに米国に存在しており、米国の政策立案者は、CBDCの作成に中国に参加するかどうかについて議論している。