マイナーの収益性が大幅に低下したためビットコインマイニング施設が閉鎖

Compass Mining がマイニング施設閉鎖へ

ビットコイン(Bitcoin/BTC)マイニング業界は、近年収益性が低下しており、BTC価格に大きく依存する事業形態から、仮想通貨市場全体が冷え込んでいる現在、Compass Miningがビットコインマイニング施設を閉鎖した事が分かった。

Compass Miningは、マイニング業界有数のビットコインマイナーの1つであり、仮想通貨市場暴落まで大成功を収めてきたマイニング企業である。この暴落によって多くのマイニング事業者が活動を継続するために保有物を売却しようと奮闘。低価格が続く場合、一部のマイナーは今後数カ月で破産すると予測されている。しかし、今回マイニング施設の1つを閉鎖したCompass Miningは他の事業者より早いスピードで進んでいる。

仮想通貨市場大暴落による影響を受けるマイニング業界

6月27日(月曜日)、同じくマイニング事業者であるDynamics MiningはTwitterを通じてマイナーの1人とホスティング契約を終了することを発表。

日本語訳:
6月14日にcompass_miningとのメイン州の施設ホスティング契約は、電力消費料金である6回の延滞と3回の支払いを怠ったため終了しました。

発信されたツイートによると、Compass Miningと名付けられ、マイニング企業が施設の合意された電力消費料金を支払わなかったと主張している。Dynamics Miningは、これまでに6回の遅延金の支払いと3回の不払いを受けたと主張していることから、CompassMiningが資金繰りに苦労しているのは市場暴落によるものだけではなく、以前から続いていた問題であったとみられる。また、最近の市場崩壊前にあたる2022年2月1日以降、月額料金の支払いをしていないことが分かっている。

日本語訳:
明確にするために、compass mining社の電力消費量は合計120万ドルにのぼり、最初の電力デポジットは41.5万ドルと25万ドルしか支払っていません。compass miningは彼らがDynamics mining社にお金を支払ったと主張しているが、そのお金は彼らのマイニング施設を建設するために使われた。

ホスティング会社は、Compass Miningが合計120万ドル(約1億6,000万円)の電力消費コストを使用したが、初期の電力デポジットで415,000ドル(約5,660万円)と250,000ドル(約3,400万円)しか支払っていないと述べている。さらにCompass Miningは、Dynamics Miningに支払いをしたと主張していたものの、ホスティング会社側はそのお金を使ってマイニング施設を建設したと語っている。

ビットコインマイニングの収益性低下に伴い、ビットコイン価格との密接な関係により、マイニング会社の株式が打撃を受けている。ほとんどのマイニング企業が株価損失を記録しているため、6月の第4週はマイニング事業者らにとって最も困難な環境に陥った事は間違いない。