高級車ブランドのランボルギーニがNFT市場へ参加へ

ランボルギーニがNFTに参入

日本でも高級車として憧れられているランボルギーニ(Automobili Lamborghini S.p.A.)は、NFT(非代替性トークン)に参加する最新企業になった事がわかった。

ランボルギーニは、特別な(物理的)キーの所有権を通じてアクセスできる5つの独占的デジタルアートワークで構成されるNFTコレクションを発表。同社プレスリリースによると、特別なストーリー性を持つNFTコレクションをリリース。同コレクションは、まだ公開されていないアーティストによって作成された5つの「排他的な宇宙」をテーマに構成されている。コレクションには、同一アーティストが作成した5つの特別な「スペースキー」の1つを所有することでアクセスできるという。

この物理的なスペースキーの特別な点は、実際のスペースに配置された素材から作られていることで、共同研究の一環として2019年にISS(International Space Station=国際宇宙ステーション)に送られた炭素繊維ランボルギーニのサンプルから作られており、ランボルギーニ社は次のようにコメントしている。

私たちは快適ゾーンから抜け出し、新しいスペースを発見するのが大好きです。Automobiliランボルギーニスペースキーを発表できることをうれしく思います。宇宙をテーマにしたアートワークは、2019年にISSに送った炭素繊維素材を使ってシークレットアーティストによって作成された5ユニットで構成されています。


NFT市場は、主要企業全体に浸透

アーティスト詳細およびコレクションのオークション日程については、まもなく発表される予定だ。

今コレクションは、アディダス、サザビーズ、ユベントスのサッカークラブなどと協力してNFT統合を市場に投入したエンタープライズNFTソリューションであるNFTProと協力して作成されている。NFTは、主要企業へと浸透しつつある。2021年は、米国大手ファストフードチェーンのTaco Bell(タコベル)、McDonald’s(マクドナルド)、スープ缶で日本でもおなじみの米国食品会社Campbell’s(キャンベル・スープ・カンパニー)などの食品業界、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)、ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)、ナイキ(Nike)、グッチ(Gucci)といったファッションブランド、スポーツチーム、アスリートなどがNFTとつながった。また、2022年に入ると、NEXTMONEYの1月4日付け特集記事「サムスンがNFTを閲覧および購入できる新しいスマートTVを発表」で報じたように、韓国最大手テクノロジー企業のサムスン(Samsung)はスマートTVへのNFTの統合も発表している。

アディダスやビザを含む他のいくつかは、代替投資戦略としてNFTピースを購入するために数十万ドルをフォーク。これらのブランドの多くは、NFTがWeb 3またはメタバースで構築されているデジタル経済への新しいゲートウェイであると考えているため、NFTに対して強気な姿勢を貫いている。

より広範なNFT市場でも、大規模な採用が見ら、2022年1月、最大のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaは、2021年8月に設定された過去最高の34億2,000万ドル(約3,924億円)を超え、過去最高取引量を35億ドル(約4,015億円)以上に設定。OpenSeaでは、1日の取引量が過去最高の2億6,100万ドル(約300億円)に達し、2022年に突入して以降、1月の大半で2億ドルを超える取引量を維持している。

サムスンがNFTを閲覧および購入できる新しいスマートTVを発表

2022.01.04

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