サムスンがNFTを閲覧および購入できる新しいスマートTVを発表

サムスンの新スマートTVでNFT閲覧と購入が可能に

世界最大の電子機器メーカーの1つであるSamsungは1月3日(月曜日)、新しいスマートTVによってユーザーがNFT(非代替性トークン)を閲覧および購入できるようになると発表したことが分かった。

Samsung Newsroomより画像引用

Samsungのプレスリリースによると、MICRO LED、Neo QLED、The FrameスマートTVモデルには、デジタルアートワークの購入および取引のためのNFTプラットフォームが付属しているとのこと。

すべてが1カ所で閲覧、購入、表示できる画期的なスマートTV

NFTブラウザーとマーケットプレイスアグリゲーターをプレミアムTV製品ラインに統合することにより、ブロックチェーン技術採用への大きな一歩になると考えているとのこと。

Samsungによると、このプラットフォームでは、NFTの購入者がNFTアートワークを購入する前にプレビューし、ブロックチェーンのメタデータを調べて来歴を確認することができるとしており、Samsungの責任者はTHE VERGEに対して次のように述べている。

2022年、Samsungは世界初のテレビ画面ベースのNFTエクスプローラーおよびマーケットプレイスアグリゲーターを発表しました。これは、お気に入りのアートをすべて1カ所で閲覧、購入、表示できる画期的なプラットフォームです。NFTの需要が急速に高まるなか、NFTの購入に対するソリューションの必要性はかつてないほど高まっています。そんな需要を満たすのがSamsungの新しいスマートTVです。」と付け加えた。

実際、Samsungの仮想通貨への進出は、初期のテクノロジーのインフラストラクチャーサポートを構築することに向けられており、2019年にSamsungはGalaxyスマートフォンにSamsung BlockchainWalletを導入している。

NFTの人気は2021年に急上昇しており、最大のNFT市場であるOpenSeaでの取引量は2021年に150億ドル(約1兆7,300億円)を超えたこともあり、複数の大手企業がNFTをビジネスモデルに統合し始めている。その一方で、2021年10月にFacebookは、メタバースの開発に注力するため、NEXTMONEYの特集記事「Facebookが会社名をメタにリブランドしてNFTサポートを計画」で報じている様に、社名をMetaに変更。多くの仮想通貨愛好家がNFTと並行して検討しているインターネットの新しいイテレーションとなっている。

2021年にNFT業界では、ファンとの関係を強化する機会を提供するために、多くのスポーツマン、ビジネスマン、ミュージシャン、政治家などがNFTの世界に参加した年でもあり、2022年にさらなるNFTネットワークの発展が期待されている。

Facebookが会社名をメタにリブランドしてNFTサポートを計画

2021.11.01