香港の仮想通貨取引所Coinsuperでユーザーが資金凍結に見舞われる

Coinsuperユーザーが資金凍結か

香港を拠点とする仮想通貨取引所Coinsuperのユーザーが、同取引所からお金やトークンを引き出せないと述べており、少なくとも7人がこの問題を警察に報告していることが分かった。

同社の公式Telegramチャットのメッセージのレビューに基づき、2021年11月下旬以降、数十のクライアントがCoinsuperからの撤退ができない状況が続いているという。また、5人の顧客がBloombergNewsに、引き出しが明らかに凍結された後、警察の報告書を提出し、合計で約55,000米ドルのトークンと現金を回収できなくなったと語っている事がわかった。米国のヘッジファンドであるPantera Capital(パンテラキャピタル)に後押しされたCoinsuper騒動は、香港におけるより広範な規制監督の要求を煽る可能性がある。

凍結の一方で取引所は現在も稼働中

香港の証券規制当局の責任者は11月に、すべての仮想通貨取引プラットフォームのライセンス制度を提案すると述べており、ライバル金融ハブのシンガポールも追及しているアプローチだ。Coinsuper側は今回の件について一切対応しておらず、ブルームバーグによると、香港の警察のスポークスマンは、「投資会社を介して」仮想通貨を購入した人が12月以降、資金を引き出せなかったケースを調査しているとメールで回答したと報じている。

CoinsuperのTelegramチャットは、11月下旬に引き出し失敗に関するクエリへの応答を停止。1週間後に再表示され、影響を受けるユーザーにメールアドレスの提供を求めた。一部のクライアントはインタビューで、その後のフォローアップはなく、管理者はブルームバーグからのメッセージに応答しなかったと語っている。香港市内の金融業界で働くあるユーザーは当時、香港ではかなり(規模が)大きいため、2020年11月にプラットフォームの使用を開始したが、そこでの取引が流動性を失っていることに気づいた後、12月初旬に取引所から4,000ドル(約46万円)を引き出そうとしたという。しかし、引き出しせなかったことから、1月5日(水曜日)、影響を受けた他のCoinsuperユーザー2人と一緒に香港警察に集団訴状を提出したとのこと。

Nomic「Coinsuper Trading Volume」より画像引用

仮想通貨データ会社Nomicsによると、Coinsuperの取引は引き続き稼働しており、1月10日(月曜日)の同取引所取引高はおよそ50万ドル(約5,800万円)の取引量を処理しているとのこと。

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