カルダノとトロンは2021年末までにeToroから上場リストから削除へ

eToroがカルダノとトロンを上場廃止へ

イスラエルに拠点を構え、仮想通貨や株式の投資プラットフォームeToro(イートロ)は2021年末までにカルダノ(Cardano/ADA)とトロン(TRON/TRX)を上場リストから削除する事を発表した。

eToroによる新ポリシーは、ユーザーが12月26日(日曜日)以降、ADAおよびTRXでポジションを開けなくなる。さらに、ユーザーは12月31日(金曜日)以降、上記2銘柄の仮想通貨ステーキング報酬も受け取れなくなるという。11月23日(火曜日)、eToroが投稿したポリシー更新によると、これらの制限は米国のユーザーにのみ適用されるとのことだ。上場廃止の理由として「進化する規制環境における事業関連の考慮事項」を挙げているものの、どのような規制が今回の決定に影響を与えたかについては言及していない。TRXもADA米国の仮想通貨仲介業者に対する新しい報告要件がeToroの決定に関与した可能性があるものの、これはTRXとADAが特に対象とされた理由とは該当していないとみられる。

仮想通貨市場はほとんど影響を受けない

カルダノが上位6つのトークンにランクされていることを考えると、他の取引所がeToroのリードに従い、リストから除外する可能性は低いと思われる。

TRXは32番目に大きい仮想通貨としてやや低いランク付けがされているが、上場廃止の対象でもないとみられている。実際、両コインは最近他の場所で新しいリストを獲得している。カルダノのADAトークンは11月24日(水曜日)Bitstampに上場され、TRXは9月にドイツの取引所でTRXETNが上場されている。

さらに、eToroは主に暗号機能を備えた株式取引アプリであり、規制上の懸念は、専用の仮想通貨取引の懸念を反映していない可能性があり、未だなぜ、eToroがADAおよびTRXの上場廃止を決定したのか、その理由は定かではない。

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