分散型金融向けブロックチェーンRadixがニューヨークでイベントを主催 最新アップデート「アレクサンドリア」に向けたプレビューイベント
Radix DLT (以下、Radix)は11月12日、ニューヨークでアレクサンドリア・プレビュー・イベント(Alexandria Preview Event : 以下、APE)を開催しました。
この半日のイベントでは、Radix上のDeFiでグローバル金融を再構築するためのロードマップを説明する基調講演と、開発者向けに、Radixのアセット指向スマートコントラクトプログラミング言語であるScryptoのプレリリース版を初めて体験できるワークショップが行われました。
直接参加できない方のために、基調講演はRadixコミュニティ向けにライブストリーミングされ、ワークショップに遠隔地から参加したい開発者のためにはダイヤルイン会議が用意されました。
Radix DLTとは?
Radix DLT(分散型台帳技術)は、フルスタックのレイヤー1プロトコルであり、開発者はネットワークの混雑、スマートコントラクトのハッキング、エクスプロイトのリスクなしに、分散型金融(DeFi)アプリケーションを容易に構築し、拡張することができます。Radix Engineは、コンポーザビリティに妥協しない、スケーラブルでセキュアな実行環境です。Radix DeFiプラットフォームは、DeFiの大規模な導入には適さないレイヤー1プロトコルに対して、いくつかの代替手段を提供しています。Radixトークン(XRD)の導入は、「オリンピア」メインネットの立ち上げと軌を一にしています。これは、ERC-20のe-Radixトークン(eXRDトークン)と、プロトコルのすべてのアップデートの基礎となる基礎技術の導入を意味します。さらにRadixは、開発者が高品質のテンプレート、すなわち「DeFiレゴブロック」を使用して、スケーラブルな分散型アプリケーションを簡単に構築し、立ち上げることを可能にします。
アップデート「アレクサンドリア」とは?
次の主要アップデート「アレクサンドリア」は、Radix上でDeFi dAppsを構築するために必要なツールを開発者に提供することを目的としています。
「アレクサンドリア」は、Radix Engine v2の実行環境の一部として、カスタムメイドのプログラミング言語であるScrypto、BlueprintsおよびComponentsを初めて利用することになります。「アレクサンドリア」のリリースは、開発者向けのパッケージとして展開され、ローカルネットワークの「シミュレータ」環境でScryptoの開発を試すことができます。 これにより、開発者は安全な環境でコードを開発・テストすることができ、Babylonのリリース時に実際のパブリックネットワークにコードを展開することができるように準備を始めることができます。
APE概要
本イベントは、ニューヨークのフラットアイアン地区にある美しい会場で開催されました(下記画像参照)
イベント冒頭ではRadix DLTのCEOであるピアーズ・リドヤード(Piers Ridyard)と製品責任者のマシュー・ハイン(Matthew Hine)による基調講演が行われました。基調講演では、現在リリースされている「オリンピア」から「アレクサンドリア」、「バビロン」そしてその先まで、コミュニティに焦点を当てたRadixの製品ビジョンと戦略の概要が説明されました。基調講演の後は、参加者の皆様に素敵なランチが用意され、オープンなQ&Aセッションも行われました。
午後にはどんなスキルレベルの開発者でも参加できるワークショップセッションが行われました。ワークショップセッションは、来るべき「アレクサンドリア」リリースの最初のプレビューであり、Radix Engineと新しいアセット指向のスマートコントラクト言語であるScryptoを使った、DeFiアプリの新しい構築方法を体験する機会となりました。直接参加できない開発者の方に用意されたリモートコールインという参加方法は、会場にいる人たちと一緒に、初めてのScryptoスマートコントラクトの「設計図」を書くことを可能にしました。
イベントに参加できなかった方々は、ぜひ下記のURLより、Radix Discordの “Engineering “チャンネルか、Radix Developer TelegramなどのRadixコミュニティに参加してください。
Radix Discord : https://discord.com/invite/WkB2USt
Radix Developer Telegram : https://t.me/RadixDevelopers