モルガン・スタンレーがウェルスマネジメントクライアント向けの仮想通貨ガイドを発行

モルガン・スタンレーが裕福層向けガイドを発行

ウォール街の投資銀行であるモルガン・スタンレー(Morgan Stanley)は、富裕層向けの総合資産管理サービスにビットコインと仮想通貨に関する詳細なレポートを公開している事が分かった。

仮想通貨業界が仮想通貨採用に進むにつれて、投資家はこの急速に成長している業界と、業界への露出を増やす方法について理解を深めようとしている。2021年11月1日(月曜日)、米国の多国籍投資銀行であるモルガン・スタンレーは、ウェルスマネジメントクライアント向けの顔す通貨に関するレポートを発表した。

機関投資家の参加で規制計画が早まる

発表されたレポートでは、モルガン・スタンレーリサーチのストラテジストが、現在非常に投機的な仮想通貨業界を構成しているさまざまな活動、セクター、トレンドの詳細な分析をしている。

2021年9月の初め、シーナ・シャー(Sheena Shah)氏率いる、株式といくつかの国債に対するデジタル資産の影響の分析に焦点を当てた仮想通貨研究部門を立ち上げている。同レポートは、ここ数カ月、仮想通貨業界の可視性の向上が、政府や金融規制当局に大きな影響を与え、規制の明確さをこの分野に導入する方法を検討し始めていることを指摘している。

市場全体が現在2.5兆ドルを超え、DeFi、NFT、ステーブルコインへの関心が高まっていることから、モルガン・スタンレーは、より多くの機関投資家がこの分野に参加し、規制計画をスピードアップすると確信している。

富裕層顧客は仮想通貨への投資を増やし続けている

一方、2021年3月初め、モルガン・スタンレーは、裕福層クライアントを主要仮想通貨にさらすことを目的とした3つのビットコインファンドへのアクセスを開始した。

同社は、クライアントが新オファリングに参加するために必要ないくつかの要件を規定しており、これには、機関投資家と個人投資家にそれぞれ最低500万ドル(約5億7,000万円)と200万ドル(約2億2,000万円)の預金が含まれている。

モルガン・スタンレーはビットコインへの露出増を妨げてはいない。10月、同社は世界最大のビットコインファンドであるGBTCの58,000株以上を購入した。最近の仮想通貨価格の上昇に伴い、より多くの機関投資家が参入し、複数の金融サービスプロバイダーがクライアントの資産クラスへのエクスポージャーを増やしている。これらの機関投資家の多くは、ビットコインに賭け、巨額のお金を投資している。