イーロン・マスクが柴犬のツイート後柴犬コインが367%急上昇

イーロンマスク氏のツイートでSHIBが急騰

大手電機自動車メーカーのTesla(テスラ)の最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスク(Elon Musk)氏が、芝犬の写真とともにツイートを行なったことで、柴犬コイン(SHIBA INU/SHIB)の価格が370%近く上昇したことが判明した。

マスク氏は自身の愛犬である柴犬フロキの写真をツイッターに投稿したことで、柴犬のミームを使用しているSHIBの価格の高騰を煽る結果となった。

マスク氏のツイートは、2021年10月4日午前10:41付で発信されており、ツイート後の0.0009ドル台から7日の0.003ドルにまで一気に急騰している。その後、8日20時頃まで下落していたものの、再び急騰している。CoinMarketCapの調べによると、10月9日11時時点のSHIB価格は、1SHIB=0.003061円前後で推移しており、前日同時刻比20.06%1週間で260.71%の上昇、時価総額は1兆2,086億円を超えている。

ドージから柴犬へ

マスク氏は以前から何度も柴犬に関するツイートを行なっており、SHIBのユーザーはそれがパンプの合図であるとしSHIBの購入を行なってきたとみられてきた。また、同氏が柴犬についてツイートすることでSHIBの価格は大きく上昇してきた過去があり、SHIBユーザーはマスク氏のツイートに注目している。

すでに仮想通貨ユーザーなら周知の事実だが、同氏は芝犬がモチーフとなっているドージコイン(Dogecoin/DOGE)へのツイートで注目を集めてきたが、マスク氏は2021年3月「柴犬を飼うことにした」とツイート。それまで、同氏が柴犬に関連したツイートを発信すると、ドージコインが急騰していたが、この時、ドージではなく柴犬コインが急上昇した。

SHIBの市場にはクジラの活動痕跡もあり、クジラが3回の個別購入後に合計2,760億SHIBを購入したと報告している。仮想通貨相場にとってこのクジラの影響は軽視できないものであり、クジラが大量の通貨を溜め込むことで将来的に大きな売り圧力になるため、相場に不安定感をもたらす可能性が危惧されているしかし、クジラの購入は翌日マスク氏がツイートを行うまでの間に、価格にほとんど影響を与えなかったため、現状では大きな影響力はないと考えられているのも事実だ。一方で、SHIBサポーターは最近、70万人のSHIB保有者のマイルストーンを達成しており、多くの新しい投資家がSHIBに投資し始めていることを明らかにしている。