BakktはQuiznosと提携して、デンバーでビットコインの支払いを試験的に実施

BakktとQuiznosが提携し、一部店舗でBTCの支払い試験へ

インターコンチネンタル取引所傘下のデジタル資産関連企業Bakkt https://www.bakkt.com/(バックト)は、米国のサンドイッチチェーンであるQuiznos Sub(クイズノス・サブ)とパートナーシップを締結し、Quiznosで、8月中旬からコロラド州デンバーの一部店舗でビットコイン受け入れテストを実施すると発表した。

Quiznosはファストカジュアル形式のサンドイッチチェーン年て1981年にデンバーで1号店をオープンし、現在、全米で5,000店舗を数え、米国以外にも32カ国に事業展開していることもあり、仮想通貨決済の普及に大きく貢献するとみられている。一方のデジタル資産プラットフォームであるBakktは、ビットコイン取引を促進しており、顧客はBakktアプリをダウンロードし、ビットコインを購入することで、デンバー空港などのデンバーのパイロットレストランで使用が可能だ。また、ビットコイン決済には、消費者向けアプリ「Bakkt App」が利用され、ビットコインで食事を購入したBakktユーザーは、報酬として15ドルのビットコインを受け取れるなど、ビットコイン受け入れを加速するための試みもなされており、Quiznosの責任者は次のように語っている。

Bakktのような革新的な企業とのパートナーシップが、われわれにとって魅力的な理由は数多くある。特に、速くてシームレスな取引として、ビットコインを販売時点管理(POSシステム)に直接導入できる点が大きなメリットです。Quiznosの顧客がデジタル資産と対話する新しい方法を利用できるようにし、ビットコインのユーティリティを主流の消費者市場にもたらせられたら幸いです。

今回のパートナーシップ提携と、パイロットテスト実施にともない、Bakktの最高収益責任者であるシーラ・ゼムリン(Sheela Zemlin)氏は次のように語った。

私たちは、このパイロットがどのように機能するかを注意深く監視し、パートナーシップを全国のQuiznosの店舗に拡大する可能性を秘めています。

Bakktは航空会社の報酬ポイントを仮想通貨に変換する機能を顧客に提供したり、ギフトカード、仮想通貨、その他のデジタル資産を一元化された場所に統合する小売アプリを立ち上げたりするなど、積極的に仮想通貨の普及に取り組んでいる。