Mastercardが仮想通貨のスタートアップ企業を支援
Mastercardは、仮想通貨のスタートアップ向けのアクセラレータプログラムを開始した事を発表した。
Mastercardは、仮想通貨関連企業をサポートするためのStartPath（スタートパス）と呼ばれるスタートアップエンゲージメントプログラムを発表し、仮想通貨のスタートアップ企業の支援に本格的に乗り出した。クレジットカードとデビットカードの大手であるMastercardは、宇宙の初期段階のプロジェクトに技術的および財政的支援を提供していく。
Mastercardは7月27日（火曜日）、7銘柄の仮想通貨ベースの企業から始まるデジタル資産に焦点を当てたスタートアップインキュベーターStartPathを発表。これらには、NFTマーケットプレイスMintable、イスラエルの仮想通貨保管プラットフォームGK8、仮想通貨サービスプロバイダーのUpholdなどが含まれている。
Mastercardが仮想通貨分野に積極的に関与
Mastercardは、プログラムの企業が既存の仮想通貨ニッチと既存銀行顧客の両方にサービスを提供する製品とサービスを設計するのに役立つ。
MasterCardの新しいデジタルインフラストラクチャーおよびフィンテック部門のエグゼクティブバイスプレジデントであるジェス・ターナー（Jess Turner）氏は、プレスリリースで次のように述べている。
私たちはデジタル資産で重要な役割を果たし、業界の形成を支援し、消費者保護とセキュリティを提供できると信じています。私たちの役割の一部は仮想通貨の未来を築くことであり、私たちは主流の金融原則をデジタル資産の革新と橋渡しすることによってそれを行っています。
StartPathはMastercardの唯一の仮想通貨ベンチャーではなく、NEXTMONEYの2021年2月11日付特集記事「MasterCard、ネットワーク上での仮想通貨のサポートを発表」でも報じていることからも分かるように、過去数年にわたって業界と積極的に関わってきた。2021年4月には、イーサリアムのテクノロジー企業であるConsenSys（コンセンシス）に多額の投資をしている。なお、Mastercardは2021年末までにカードの仮想通貨支払いを有効にする予定であり、今月はCircle （サークル）と提携し、USDコイン（USD Coin/USDC）支払いの決済を開始する。
