NFT売上高が9割ダウン
最近の調査によると、NFT(非代替トークン)の売り上げが、5月3日(月曜日)の記録的な売り上げから一転し、9割ダウンの急降下を見せたことが分かった。
仮想通貨関連メディアのProtos.comは、今回分かったNFT売上高の9割ダウンについて“NFT バブルがはじけた”“代替不可能”と主張し、NFT市場の終わりと見る動きが表面化している。NFT当NEXTMONEYのサイトでも何度も特集記事で報じているが、2021年が挙げるとほぼ同時に大流行し、最近まで高い関心が寄せられていた市場の新規分野であった。しかし、protos.com が公開した最近の調査によると、NFTの販売は減少しており、NFTの販売額も急落していることが示されている。5月3日に1日たり1億200万ドル(約112億円)を超えるNFTが販売されていたものの、最新の7日間の売上は1,940万ドル(約21億円)に過ぎないことが示されている。また、protos.com の調査によると、NFT エコシステムは5月3日の高値から90%減少し、販売を継続しているプロジェクトはわずかしかないことを伝えている。
NFTの勢いが衰えた
現在NFT市場のなかでも、Cryptopunks(クリプトパンクス)やHashmasks(ハッシュマスク)などのプロジェクトは売り上げを維持することができている。
NFT市場統計はこれらも反映しており、過去30日間の統計によると、1億3,400万ドル(約147億円)相当の84,645件の売上があり、52,000件以上が一次販売、32,000件以上が二次販売で取引されている。今回の調査でアクティブなNFTウォレットの数が1日あたり12,000件から 3,900件に減少したことも示されており、70%近くの損失につながっていたことが分かっている。なお、NFTの売上とウォレットの動きは、ゲーム分野や分散型金融のほか、収集品、アート、ユーティリティ、メタバース、スポーツにまたがるトークンカテゴリー全体で減少している。
NFT現在のデータは、収集品 (CryptoPunks) とスポーツ (Sorare) トークンが過去 7 日間で最も多くの量を処理したことを示しており、総NFT取引量の4割近くをこの2津のジャンルが占めている。
NFTは、今年初めに一気に市場を席巻した際、誇大宣伝ではないかと注視され、議論の的にもなっていたが、現在はその勢いが衰え始めている。