MoneyGram が全国の小売店からビットコイン購入を可能に
元リップルのパートナーであるMoneyGram(マネーグラム)は5月12日(水曜日)、米国の顧客がまもなく全国の小売店からビットコインを購入できるようになると発表したことが明らかになった。
水曜日に発表された声明の中でMoneyGramは、仮想通貨取引所とビットコインATMオペレーターのCoinmeとのパートナーシップを発表。このパートナーシップにより、米国の顧客は、全国の何千もの実店舗でビットコインの保有物を現金で売買できるようになる。
既存の購入形態から現金での購入へ
これまでデジタル通貨は、通常完全にオンラインで購入されるため、ユーザーはCoinmeアプリをダウンロードしてから、アプリから仮想通貨を購入し、トランザクションを完了するためには、5分以内にMoneyGramテラーにコードを提示しなければならなかった。
しかし、今回のパートナーシップにより、現金で仮想通貨を売買できるようになることで、これまで仮想通貨に触れる機会がなかった人々が仮想通貨を購入するきっかけになると考えられている。また、MoneyGramのアレックス・ホームズ(Alex Holmes)CEO(最高経営責任者)は、この動きにより、彼の会社が新しい顧客セグメントを獲得できるようになるという楽観的な見解を示し、次のように語っている。
この革新的なパートナーシップは、ビットコインを現地の法定通貨に接続するためにCoinmeとのブリッジを構築し、仮想通貨から現金へのモデルを開拓した最初の企業であるため、まったく新しい顧客セグメントにビジネスを開拓できるでしょう。
銀行サービスを利用できない人々にもサービスを
MoneyGramのホームズCEOによると、この種の対面サービスを必要としているのは、銀行がなく、従来の銀行サービスを利用できない環境下に置かれている人々だと述べている。
ウォルマートなどの店舗にあるこの種の物理的なキオスクは非常に必要とされている。実際、MoneyGramがビットコインを米国内に導入することも、仮想通貨にウォーミングアップするフィンテックおよび決済サービス企業の例であり、PayPalからVisaやMastercardまで、何らかの形の暗号関連機能のデビューは業界全体で標準になりつつある。