WordPress新プラグイン、イーサリアム広告収入が可能に
オープンソースのコンテンツ管理システムであるWordPressは、コンテンツ発行者がイーサリアムで広告収入を得ることを可能にする新しいプラグインが公開された。このWordPressプラグインは「EthereumAds」と呼ばれ、サイト運営者向けの新しい広告拡張機能でGoodAdsenseと競合する形になる。
Google Adsenseは現在、世界をリードする広告収益化プラットフォームであり、これに対してイーサリアム を用いた広告システムがどれだけ受け入れられるかが鍵となっている。EthereumAdsはサイトの運営者は任意の広告スペースを14日間オークションに出すことができ、落札者は広告を掲載することができるような仕組みになっている。
また、WordPressプラグインの開発者によると、すべてのコンテンツ発行者は、イーサリアムウォレットに直接広告収入を受け取ることができ、支払いボタンや価格ティッカーなど仮想通貨拡張機能が用意されている。公式プラグインの説明では、次のように説明されている。
EthereumAdsは、バナー広告でイーサリアムを獲得するためのオープンソースソフトウェアです。ウィジェットをWordPressサイトに追加するだけで、1分以内にコンテンツを収益化できます。ウィジェットを挿入すると、2週間ごとにスマートコントラクトを使用して、広告スペースが自動的に公開オークションにかけられます。これらの収益は直接イーサリアムウォレットに送られます。
WordPressは2012年に仮想通貨を受け入れる最初のプラットフォームの1つになったが、取引手数料の高騰などの理由から2016年に支払い方法としてビットコインを廃止している。
今回の新しくリリースされたプラグインは、支払い方法としての仮想通貨を確立するための重要なステップでもあり、最近では任意のWebサイトへ仮想通貨交換機能を容易にするWordPressプラグインなども開発されているようだ。WordPressプラットフォーム全体で暗号化拡張機能やプラグインが急増しているのは事実だが、ニッチな支払い機能としての側面をどう解決するかが課題となっている。