イタリアのオンライン決済手段、VISA・マスターカードよりもビットコインを好む

イタリアのオンライン決済手段、VISA・マスターカードよりもビットコインを好む

マーケティング分析会社SEMRushの新しいデータによると、ビットコイン(BTC)はイタリアでオンライン決済手段として3番目に多く利用されていることが明らかになった。10月31日にボストンベースのマーケティング分析会社が、イタリアでのオンライン決済について調査したところ、paypal、PostePayに続いてビットコインが決済に利用されていることがわかっている。

また、興味深いことにイタリア人は毎月オンラインショッピングでビットコインを215800回以上利用しているが、アメリカンエクスプレスは18900回、visa、Mastercardに至ってはわずか33950回しか利用されていない。つまり、Visa、Mastercard、American Expressなどの従来のクレジットカードよりもビットコインをオンラインショッピングで多く利用していることも明らかになっている。

イタリアのオンライン決済について

イタリアでのオンライン決済としてはPaypalが群を抜いており、1ヶ月間で130万件の支払いトランザクションがあり、続くPostepayも120万回とイタリアで広く使われている決済手段になる。

イタリア人は近年ますますオンラインショッピングを利用するようになっており、2018年のeコマースに対するBtoCの総支出は400億ユーロを超えており、これはイタリア人の62%が一度はオンラインショッピングを利用している計算になる。世界でのオンラインショッピングの利用が増え続けていることはいうまでもなく、決済手段としてビットコインの利用が増加していくことも十分に期待できるだろう。

しかし、決済手段としてより普及させていくためにはボラティリティの大きさや、スケーラビリティの問題などまだまだ課題はありそうだ。

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