マイクロストラテジー、ビットコイン購入に4億ドルの負債証券を売却

マイクロストラテジー、ビットコイン購入に4億ドルの負債証券を売却

米ナスダック上場のビジネスインテリジェンス企業MicroStrategy(マイクロストラテジー)は、4億ドルの負債証券を売却する意向を固め、売却による資金を使ってビットコインをさらに購入する予定であることを明らかにした。

MicroStrategyは現在、既に40,824BTCを保持し、これは7億7800万ドル以上の価値があるとみられている。また12月4日には、2,754BTCを5,000万ドルで追加購入している。しかし、MicroStrategyのCEOであるマイケル・セイラー氏は、もっと多くのビットコインの保有を望んでいるようだ。というのも、本日発行されたプレスリリースでMicroStrategyは、運転資金のニーズやその他の一般的な企業目的が特定されるまで、財務準備方針に従って純収入をビットコインに投資する予定であることを明らかにしている。

今回売却された転換社債は、保有者が価値を現金、会社の株式、またはその2つの組み合わせに変換できるようにする債務証券であり、保有者は年2回債券の利息を受け取ることが可能だ。そのため、MicroStrategyのバランスシートの状態によって、ビットコインの継続的なパフォーマンスに会社の運命が左右される可能性がある。

米CoinDesk主催のオンラインカンファレンス「Bitcoin for Advisors」でマイケル・セイラー氏は、ビットコインはゴールドよりも優れていると公の場で公言しており、ビットコインに相当な信頼を寄せている。また、セイラー氏は個人でもビットコインに投資していることをツイッター上で発言しており、MicroStrategyでのビットコインの買い増しも一貫した態度をとっているようだ。

今年に入ってからのMicroStrategyのビットコイン購入を見ている限り、ビットコインへの長期的な可能性を感じていることが見て取れる。