スクエア社、ビットコイン収益が全四半期2倍の16億ドルに

スクエア社、ビットコイン収益が全四半期2倍の16億ドルに

ツイッター社のジャック・ドージー氏がCEOを務めるSquare社は、2020年第3四半期のCashApp(キャッシュアプリ)におけるビットコイン売上高が16億3000万ドル(粗利益3200万ドル)であると報告した。

これは2019年第3四半期の収益から1,100%の増加に相当する収益増加率である。Squareの報告によるとビットコイン収益が増加した理由について、「ビットコインの収益と粗利益の増加は、ビットコインの有効額と顧客あたりのボリュームの増加から恩恵を受けたものです。」と説明している。

Squareが提供しているCashAppでは、ユーザーは現金や仮想通貨の送受信に加えて、株式を購入や株式またはビットコインの自動投資を行うこともできるようになっており、今期のアプリ全体の売上高20億700万ドルの約8割がビットコインであるとのことだ。

CashAppの自動売買機能は今年5月に導入されたもので、設定によっては毎日または隔週でビットコインを自動で購入させることも可能となっており、ドルコスト平均法での投資も可能になっている。SquareのCEOであるジャック・ドーシー氏は、次のようにCashAppの利便性ついて説明している。

私たちの役割は顧客のビットコインへのアクセスを容易にすることです。そのため顧客がCashAppを介してビットコインを購入する場合、ビットコインの市場コストにわずかなマージンしか適用しません。

また、ドーシーCEOはビットコイン推進派としても知られており、Squareは10月に4,709ビットコイン(5000万ドル相当)を購入し、レポートの中で「このビットコイン投資は長期保有になると考えている」と明らかにしている。

最近では、MicroStrategy社によるビットコイン購入や、PayPalのビットコイン領域への参入などの影響もあり、Squareのビットコインは7,200万ドル近くの価値があると考えられる。