1,000以上のビットコイン保持するアドレスが過去最高を記録

1,000以上のビットコイン保持するアドレスが過去最高を記録

データ分析プロバイダーGlassnodeが公開したデータによると、残高が1,000BTC以上のビットコインアドレスの総数が過去最高を記録した。

報告された内容によると、残高が1,000BTCを超えるビットコインアドレスの総数は2,231に達し、わずか数日前の10月23日に記録された2,229のビットコインアドレス数を上回り成長を続けている。

GlassnodeデータGlassnodeより画像引用

10月20日にビットコインアドレスの数は2,178だったことを考えると、わずか短期間でウォレットの数が大きく増加していることから、多くの投資家やユーザーはビットコインの価格上昇に伴い、ポートフォリオにBTCを追加し始めている。Blockchain ResearchLabの研究者であるEliasStrehle氏は、今回のBTCアドレスの増加について、次のように述べている。

1,000BTC以上を保持するビットコインアドレスの数が増加している理由は、実際に富が集中していることを意味し、裕福なビットコイナーがより少ないアドレスにお金を保管していることを意味しています。これは仮想通貨取引所が大きくなることの副作用である可能性があります。

富が集中しているという解釈は興味深いものであり、QuantumEconomicsのビットコインアナリストであるJasonDeane氏は、「世界中で富裕層が不換紙幣に対する安全な避難所を探すようになっているため、この傾向が時間の経過とともに強まっているとしても驚かないでしょう」と語っている。

企業レベルの投資を開始し、それらの組織はより多くのビットコインを取得する可能性が高く、結果としてクジラが多く出現することになるでしょう。

実際に、個人の富裕層投資家だけでなく、機関投資家達がビットコインに大きな興味を持っているのは確かなようだ。その証拠に今年の8月、MicroStrategyはビットコインへの2億5000万ドルの投資を発表し、1か月後にさらに1億8300万ドルを投資したことや、MicroStrategyに続いてSquareがビットコインに5000万ドルの投資を行っている。

最近のビットコイン価格の上昇も、クジラの増加の一因になっていると考えられており、ビットコイン価格の上昇はますます多くのクジラを生み出すことになるだろう。

記事参照:Decrypto