TikTok運営のバイトダンス、金融市場への参入を検討

TikTok運営のバイトダンス、金融市場への参入を検討

TikTokで知られる中国の多国籍技術グループByteDance(バイトダンス)は、デジタルファイナンスへの参入手段として、シンガポールにてデジタル・バンキングのライセンスを求めていることが明らかになった。

6月15日のフィナンシャルタイムズ紙によると、Tiktokの背後にある北京に拠点を置く多国籍の技術グループであるByteDanceは、その製品とサービスを計画しており、 現在シンガポールでデジタル・バンキングのライセンスを入札しているとのこと。ByteDanceは、AlibabaのAnt Financialや電子リーダーXiaomiを含む他のいくつかのアジアの技術大手と競合して、シンガポールの金融庁が今年後半に発行する5つの仮想銀行ライセンスの1つを取得する可能性があるとのことだ。

このニュースは、同社が3つのホールセールバンクライセンスの1つを申請したという情報を受けて発せられたもので、ライセンスが企業クライアントおよび中小企業にサービスを提供する可能性があることを示しているようだ。また、ByteDanceは提携先を模索しているようで、シンガポールで最も影響力のある企業ファミリーの1つであり、海外チャイニーズバンキングコーポレーションのオーナーであるLeesとの提携を検討したとも伝えられている。

というのも、中国でのほとんどの仮想金融サービスは、TencentのWechatとAlibabaのAlipayによって支配されており、ByteDanceはこれらに対抗するためのパートナーを探していると考えられる。ByteDanceこれまでには香港でデジタルバンキングのライセンス申請を検討しているなど、金融市場への参入を目指しているがライセンス取得にはいたっていない。

そのため、シンガポールでLeesと提携を結ぶことで、シンガポールでのバーチャルバンキングライセンスの取得を有利に進めたい狙いがあるのではないだろうか。