ライトニングネットワーク開発企業、800万ドルの資金調達を完了

ライトニングネットワーク開発企業、800万ドルの資金調達を完了

主要なライトニングネットワーク開発会社の1つであるACINQは、フランス国営投資銀行であるSerenaとBpifranceの協力により、800万ドルの資金調達に成功したとのことだ。

ライトニングネットワークとは、ビットコインのブロックチェーンが抱える処理速度やスケーラビリティなどの問題を解決するために作られたオフチェーンで取引するソリューションである。また、ライトニングネットワークではミリ秒単位で数千のトランザクションの処理が可能となり、取引の最初と最後のみをブロックチェーンに記録するため、オフチェーン上の取引に手数料もかからず、マイクロペイメントが可能になる。

ACINQによると、新たに調達された資金はライトニングノードオペレーターおよび流動性プロバイダーとして事業拡大に使われる予定であり、これまでにACINQは1000万ドルの資金を調達している。

ACINQのライトニングネットワーク

ACINQは、Eclair ライトニングネットワークの実装とモバイルウォレットアプリで知られており、同社はまた、ライトニングネットワークの支払いを受け入れるための企業向けAPIであるStrikeを開発した。

Idinvest Partnersのマネージングディレクター、ニコラス・デボックは「ビットコインはデジタル時代の通貨になりつつありますが、その物語はまだ始まったばかりです。 ライトニングネットワークを使用すれば新たな世界が開かれ、よりユニバーサルになっていくでしょう。 ACINQのチームには、世界で最も優れたライトニングエキスパートがいるのですから。」とライトニングネットワークの有用性について述べている。

ライトニングネットワークが仮想通貨業界の諸問題を解決していくためにも資金調達は欠かせず、事業拡大によりライトニングネットワークの有用性はますます高まっていくだろう。