フランス規制当局、仮想通貨規制・ICOホワイトリストを作成
フランスの規制当局は17日、仮想通貨に関する新しい規制の下で、仮想通貨の資金調達および、新規発行ICO(イニシャル・コイン・オファリング)に関する枠組みやホワイトリストを作成中であると、ロイター通信の報道によって明らかになった。
現時点で明らかになっているのは、フランスの規制当局が仮想通貨関連企業に対して、納税や消費者保護などの規制の枠組みを遵守させる方向で動いているという。また報道によると早くても今月中には、仮想通貨に関する規制および、ホワイトリストが公開される予定であるようだ。
これによって現在、フランス国内の規制に従って活動している企業は、仮想通貨発行を発行・運営を予定する場合、フランス金融市場局(AMF)から承認を得て、ホワイトリストに登録。ICOを実施することが可能となる。
フランス金融市場局(AMF)の法務担当であるAnne Marechal氏は、次のように述べている。
「フランスは先駆者です。仮想通貨を発行して資金を調達している企業に言及しながら私たちは、ICOの候補者3、4人と交渉中です。他のいくつかの仮想通貨取引所や、カストディアン、ファンドマネジャーとも協議しています。」
フランスにおける仮想通貨および、ICOに関する規制は今年4月、「フランスにおける暗号資産の新体制に向けて」と題した法案が、国会にて採択されている。
仮想通貨市場は現在、フェイスブックの仮想通貨リブラの規制や、対応に関して世界中が議論しており、そんな中でフランスは仮想通貨の規制の制定を着実に進めている。