ヨーロッパ大手仮想通貨取引所「ビットスタンプ」が韓国の投資家に買収!?
ヨーロッパの大手仮想通貨取引所のビットスタンプは、韓国の投資家に約4億ドルで売却されることを22日、ニューヨークタイムズのナサニエル・ポッパー記者ががツイートしました。
ビットスタンプは11年に設立され、ルクセンブルクに登録された取引所です。直近の仮想通貨取引所における取引高ランキングで11位にランクインしており、世界でもトップクラスの仮想通貨取引所としてユーザーに使用されてきました。
関係者の話では、両者の話は合意される方向であり、買収にかかるコストは合計で4億ドル(約440億円)であるとされています。
Twitterではナサニエル・ポッパー記者はこうつぶやいています。
Along with all the other news about virtual currency exchanges, I’ve heard from numerous sources that one of the oldest exchanges, Bitstamp, is in the final stages of being sold to South Korean investors for ~$400m. Neither the exchange nor the buyers are commenting.
— Nathaniel Popper (@nathanielpopper) 2018年3月22日
今回の騒動に対してTwitter上では、ビットスタンプの売却をネガティブに捉える発言が多く見られました。韓国では、仮想通貨取引所に対して規制を強化する動きがありましたが、G20直前に規制を緩和するのではないかという報道が流れ、今後の仮想通貨市場がどう動くか心配の声も挙がっている。
韓国の仮想通貨規制を巡っては、韓国がビットスタンプの取引所を買収することで、韓国内の規制により規制の対象になり、事業規模の縮小になるのではないかと懸念されています。さらに、韓国の3つの取引所に当局が家宅捜索したという話も伝えられており、ますます不安要素が増えています。
しかし、今回の買収に対し、買収という形が、本当にバットエンドになってしまうのかは、時間がたってみないと分からないと、さほど問題ではないと発言しているひともいました。
仮想通貨と韓国は、これまでの市場から見ても切っても切り離せない関係です。さらに、世界中の仮想通貨ユーザーが韓国の規制を大きな不安材料だととらえることが多く、今後も韓国の規制や、ニュースには細心の注意が必要かもしれません。