Binanceで開催されたIEO銘柄が急上昇|Matic Networkは過去14日間で900%成長し約14倍に
大手仮想通貨取引所Binanceがこれまでに開催したIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)銘柄が、急上昇している。
Binanceは過去に4度のIEOを行い、全てローンチ時よりも価格を伸ばしている。
Binanceで初めて開催されたIEO「BitTorrent(BTT)」はローンチ価格0.00012ドルから現在の価格0.0013ドルになりおよそ10倍に。過去24時間で30%成長している。
第二回目の「Fetch(FET)」は0.0867ドルから、現在0.28ドルで約3倍。過去24時間で22%成長。
第三回目の「Celer(CELR)」は0.0067ドルから、現在0.021ドルで約3倍。過去24時間で24%成長。
そして前回開催された「Matic Network(MATIC)」はローンチ価格0.00263ドルから、現在0.037ドルとなり約14倍となっている。
MATICは過去24時間で73%、過去14日間で約900%も成長している。
Updated 2 days later. https://t.co/QEAwhc1cyi pic.twitter.com/MO5ZoiD5ih
— CZ Binance (@cz_binance) May 21, 2019
これまでICOや、IEOは上場したら売り抜けるというのが鉄則であるという認識が強かったが、BinanceのIEO銘柄によってその考え方が崩されてしまったと言える。
とはいうものの、ここまでの急上昇は現状では稀なケースなため、IEO銘柄を購入した場合、上場時の判断は己の判断に委ねられるだろう。
しかし、BinanceのCEOであるCZの上記のようなTwitterでの煽り方を見ると、5月28日に開催予定の第五回IEO「Hormony(ONE)」も大成功に終わる可能性が高く、彼の戦略は天才的と言わざるを得ない。カウントダウンでこのような煽り方をされれば、ユーザーは嫌でも期待してしまう。
IEOで購入したトークンを「上場後すぐ売らない」という選択肢が増え、投資家にとっては悩ましいところだろう。