The ONION(オニオン)はアメリカシカゴに本社を置く1996年から続くニュースメディアです。オニオンは、ニュースサイトでありながら、辛口で風刺的ジョークの効いた書き口が特徴的です。
例えば「About the ONION」というページを見てみると、オニオンがどのようなメディアかが記載されています。
求人情報のリストに特別な指示がない限り、履歴書を送付しないで下さい。迷惑な履歴書は即刻で破棄します。
お願い!それはやめて!第1条改正案は、自由な言論と表現の形式としての風刺が保護されています。オニオンでは、公に描かれた人物が風刺されている場合を除いて、すべて架空の人物の名前を使用しています。実名の使用は偶然です。・・偶然である。
オニオンは18歳未満の読者を対象としていません。
このようにクスッと笑える、辛口ジョークが散りばめられています。
そんなオニオンが「オニオンのブロックチェーンガイド」と題して、ブロックチェーンについてのよくある質問に対し回答しています。
「ブロックチェーン」という言葉が誤用・誤認され、近年ではその言葉がほぼ無意味な状態になっており、お金儲けのためだけに様々なものにブロックチェーンという名前が使われています。
イギリスの飲料メーカー「ロング・アイランド・アイスティー」という社名を、「ロング・ブロックチェーン」という社名に変更した途端、株価が289%も上昇しました。
この企業は特にブロックチェーンのユースケースも無く、ただ単にブロックチェーンに興味があるというだけでした。
その後、投資家に誤認させていたという事実がバレ、株価は急落。
他にも「ブロックチェーン」の悪用事例は多く存在しており、その現状に対しオニオンは風刺的にブロックチェーンを解説しています。
一部をご紹介致します。
オニオンのブロックチェーンガイド
Q:ブロックチェーンはどのように機能しますか?
A:あなたは科学のことを話したいのですか?それともお金儲けをしたいですか?
Q:システムはハッカーから完全に保護されていますか?
A:悪いことはなにも起こっていないので「YES」と言っておきます。
Q:ブロックチェーンを使用する利点はなんですか?
A:一度に全てのお金を失うよりも効率的な方法を提供してくれます。
Q:銀行はブロックチェーン技術に対しどう思っているでしょうか?
A:銀行が、まだ貧しい人々から搾取する方法を探している限り、彼らはあまり気にしていないでしょう。