世界規模の国際捜査で詐欺拠点摘発、276人を逮捕、司法省が起訴

パリ中心部の通りに停車する警察車両

世界規模の国際捜査で詐欺拠点摘発で276人を逮捕

仮想通貨詐欺拠点に対する世界的な摘発により、サンディエゴで少なくとも276人が逮捕され、連邦法違反で起訴されたことが明らかになった。

国際的な連携捜査の結果、少なくとも276人が逮捕され、仮想通貨詐欺拠点9カ所を摘発。今回の摘発は、FBI(連邦捜査局)、ドバイ警察、中国公安部の協力によって実現。司法省は2026年4月29日(水曜日)、この作戦を発表し、「Pig-butchering:豚肉屠殺」と呼ばれる詐欺ネットワークを標的とした連携作戦だったと説明したうえで、FBI、ドバイ警察、中国公安部との協力に感謝の意を表した。

Pig-butchering詐欺とは、犯罪者が数週間から数カ月かけてオンライン上で偽恋愛関係や友情関係を築き、その後、被害者を詐欺的な仮想通貨や取引プラットフォームへの投資に誘い込み、最終的に全額を奪い取る詐欺の手口のことだ。

各機関の活躍とその詳細

司法省の報告書によると、ドバイ当局は詐欺ネットワークに関与した疑いのある276人を逮捕し、現在カリフォルニア州南部地区で起訴されている3人の被告が含まれているほか、4人目の被告はタイ王立警察によって別途逮捕されている。

また、6人がサンディエゴで連邦詐欺罪と資金洗浄罪で起訴されており、そのうち4人は、ミャンマー国籍1人、インドネシア国籍が3人と特定されている。この6人の被告は、詐欺センターを運営する企業を経営、勤務、または勧誘していた疑いが持たれているが、起訴された他の2人は依然として逃亡中という。

報告書はさらに、アラブ首長国連邦内務省傘下のドバイ警察が摘発作戦を主導したことを認めており、ドバイ警察は一人を逮捕し、タイ当局も一人を逮捕した。

これらの飛行が、有罪判決を受けた場合、各罪状につき最高20年の懲役刑が科される可能性がある。訴追内容には、25万ドル(約3,900万円)から50万ドル(約7,850万円)の罰金刑の可能性も含まれている。アダム・ゴードン(Adam Gordon)連邦検事は、今回の捜査は海外の詐欺グループも訴追される可能性があることを示唆したうえで、国際的な犯罪は今や国際的な正義に直面する」と述べた。

被害者は豚肉屠殺詐欺の手口で狙われていた

この事件は、2025年にサンディエゴのFBI捜査官が国土安全保障省タスクフォースの捜査を開始したことから端を発している。

捜査官は、仮想通貨投資詐欺に関与する詐欺拠点を運営しているとされる複数の企業と個人を特定。裁判記録には、「Ko Thet Company(別名Pixy)」、「Sanduo Group」、「Giant Company」という3つの企業ネットワークが挙げられている。検察側は、被告らがこれらのグループと関連のある詐欺拠点を管理、勧誘、または協力していたと主張。

これらの詐欺は、よく知られた豚肉屠殺詐欺の手口を踏襲しており、詐欺師は友情や恋愛関係を通じて被害者の信頼を築き、偽の仮想通貨投資へと誘導する。被害者らは、不正なプラットフォームへの口座開設や暗号資産の送金を手助けされたとされる。検察側は、これらのプラットフォームが詐欺師らに資金の管理権を与えていたと指摘した。

また、被告らは偽の投資収益を宣伝し、被害者らにさらなる送金を促したとされる。被害者の中には、友人、家族、あるいは貸金業者から借金をするよう勧められた者もいたとのことだ。

 

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