バーレーン・クウェート銀行、バーレーンにおける仮想通貨統合の検討でBinanceと提携| NEXTMONEY

バーレーン・クウェート銀行がBinanceと提携

BBK（Bank of Bahrain and Kuwait：バーレーン・クウェート銀行）とBinanceの提携により、GCC（湾岸協力会議）諸国の銀行として初めてバイナンス（Binance）のCaaS （Crypto-as-a-Service）を導入し、モバイルアプリを介したシームレスな仮想通貨取引を可能にした。

BBKは、バイナンスとの提携により、バイナンスのCaaSを導入した。BBKとBinanceのパートナーシップは、BBKとバイナンスの戦略的提携であり、BBKはモバイルバンキングアプリを通じて仮想通貨サービスを提供できるようになる。

「Gateway Gulf Investment Forum Bahrain 2025（ゲートウェイ・ガルフ投資フォーラム・バーレーン2025）」で締結されたこの覚書により、BBKの顧客は、バイナンスアカウントを新たに取得せずにプラグアンドプレイAPIを介して仮想通貨をシームレスに売買・管理できるようになる。

また、この統合は、従来の銀行業務とデジタル資産を1つのユーザーフレンドリーなプラットフォームに統合し、地域のフィンテックハブを目指すバーレーンの取り組みと合致している。

CaaSモデルはBBKのサービスをどのように強化するのか

バイナンスのCaaSモデルは、既存のモバイルアプリインフラに仮想通貨機能を直接組み込むホワイトラベルソリューションをBBKに提供する。

顧客は専用のダッシュボードにアクセスし、従来の投資とデジタル資産を並べて表示できるため、資産管理への包括的なアプローチが促進される。この仕組みは、ユーザーエクスペリエンスを簡素化するだけでなく、BBKが取引手数料を手数料として得ることを可能にし、新たな収益源をする。

BBKの公式発表によると、今回の提携はバーレーン政府のフィンテック導入促進のビジョンを支えるもので、バーレーンはGCC地域における先進的な金融センターとしての地位を確立。バーレーン中央銀行の規制枠組みはデジタル資産のイノベーションを後押ししている。

金融専門家による分析によると、ユーザーはあらゆる金融活動において統合プラットフォームを好むため、こうした統合によって顧客エンゲージメントが最大30%向上する可能性があるとみている。

今回の提携は、バーレーン中央銀行の認可を受けたデジタル資産取引所ATMEとの覚書を含む、BBKの最近の取り組みを基盤としており、BBKとATMEの合意は、分散型台帳技術を用いた資産管理と投資におけるトークン化の検討に焦点を当てている。BBKの財務・投資担当ゼネラルマネージャーであるモハメド・アル・レイズ（Mohamed Al Rayes）氏は発表に際して次男陽に語った。