2024年8月、分散型取引所(DEX)の新星「edgeX(エッジエックス)」がメインネットを正式ローンチしました。
オーダーブック方式を採用したデリバティブ特化型DEXとして登場したedgeXは、CEX(中央集権型取引所)の操作性とDEXの透明性を融合し、次世代のトレーディング体験を提供しています。
edgeXの基本情報
項目 | 内容 |
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サービス開始 | 2024年8月(メインネット稼働) |
対応チェーン | Ethereum/Arbitrum/BNB Chain/Solana |
提供サービス | スポット取引、デリバティブ取引、eStrategy(流動性提供) |
取扱通貨数 | スポット:120種類以上(Solana基盤)/デリバティブ:97種類 |
取引手数料(スポット) | ガス代のみ |
取引手数料(デリバティブ) | メイカー:~0.012%、テイカー:~0.038% |
出金手数料 | 1USDT(デリバティブ) |
最大レバレッジ | 100倍 |
追証 | なし |
API/日本語対応 | あり |
対応端末 | PC・スマホ(ブラウザ/iOS/Android) |
独自トークン | 2025年Q4にローンチ予定 |
edgeXが注目される理由

① 最大100倍レバレッジとCEX級の操作性
edgeXはDEXでありながら、中央集権型取引所に近い操作性と高速な取引エンジンを実現。
最大100倍レバレッジのデリバティブ取引をサポートし、トレーダーはCEXと遜色のない感覚で取引を行えます。
② マルチチェーン対応と豊富な通貨ペア
Ethereum・BNB Chain・Arbitrum・Solanaなど主要チェーンに対応。
取扱通貨ペアは90種類を超え、主要銘柄から注目の新興トークンまで幅広く取引可能です。
③ 高速な処理能力
edgeXは毎秒20,000件以上の注文処理性能を誇り、
取引遅延(レイテンシー)は10ミリ秒未満。オンチェーンDEXでありながらCEX並みのスピードを実現しています。
④ VIP制度による手数料優遇
過去30日間の取引量に応じて手数料が段階的に割引されるVIPティア制度を採用。
取引量が増えるほど、メイカー手数料が最大0%まで下がる仕組みとなっており、大口トレーダーにも魅力的な環境を提供します。
⑤ MPCウォレットによるセルフカストディ
edgeXはウォレット企業「Privy」と提携し、メールアドレスで簡単にログインできる**MPCウォレット(マルチパーティ計算)**を採用。
秘密鍵を複数の場所で分散管理するため、資産の安全性を確保しながらもCEXに近い利便性を実現しています。
開発チームの実力と信頼性
edgeXの開発チームは以下のような金融・暗号資産のトップ企業出身者で構成されています。
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Goldman Sachs
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Morgan Stanley
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Binance
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Bybit
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Barclays
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Bloomberg
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HTX(旧Huobi)
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DeBank
このようなメンバーが集結しており、金融システム設計と暗号取引の双方に精通したチームとして注目されています。
その背景からも、edgeXは「機能性」「安全性」「拡張性」の3つを兼ね備えたDEXとして急速に評価を高めています。
edgeX V2──DEXから金融決済チェーンへ
edgeXは現在V1フェーズにありますが、今後は「金融決済チェーン(V2)」へ進化することを公式に発表しています。
このV2では、取引だけでなく、資産運用や決済機能までを網羅する多角的なブロックチェーンネットワークが構築される予定です。
edgeX V2の特徴
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毎秒20万件の処理能力を持つ高性能レイヤー2
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現物取引やVaultなど多様な金融商品をサポート
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70以上のチェーンと接続し、流動性を統合
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取引のバッチ処理によるガスコスト削減
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CEXライクなUI/UXとWeb2的ログイン機能
このように、edgeXは「単なるDEX」から「オンチェーン金融基盤」へと進化しようとしています。
TGE(トークン生成イベント)とエアドロップへの期待
edgeXは公式AMAにて、2025年Q4に独自トークンのTGEを実施予定であると発表しました。
さらに、そのエアドロップが「Hyperliquidを上回る規模になる可能性がある」ことを示唆しています。
2024年に実施されたHyperliquidのエアドロップでは、
一部のユーザーが数千万円~数億円規模の報酬を受け取り、SNS上では“億り人が続出”と話題になりました。
この成功事例を背景に、edgeXのエアドロップにも世界中のトレーダーが注目しています。
すでにX(旧Twitter)やDiscordなどでは、TGEに向けた情報収集やタスク攻略を進めるユーザーが急増。
「次の大型エアドロップはedgeXだ」といった投稿が拡散され、暗号資産界の新たなムーブメントになりつつあります。
edgeXの今後の展望
edgeXは、以下のロードマップを掲げています。
期間 | 開発フェーズ | 内容 |
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2025年Q1 | V1ローンチ済 | デリバティブ&スポット取引の実装 |
2025年Q2 | eStrategy展開 | オンチェーン資産運用/流動性提供 |
2025年Q3 | V2テストネット | 金融決済チェーンの試験運用 |
2025年Q4 | TGE実施予定 | 独自トークン発行&エアドロップ |
この流れからも、edgeXは単なる取引所にとどまらず、DeFiインフラ全体を担う存在を目指していることがわかります。
DEXの枠を超える次世代プラットフォーム
edgeXは、
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高速な取引処理性能
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豊富な通貨ペアと手数料優遇制度
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MPCウォレットによる安全な資産管理
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トークンTGEによる大規模エアドロップ期待
といった要素を兼ね備えた、“CEXを超えるDEX”として急速に台頭しています。
Hyperliquidを彷彿とさせる熱量とともに、2025年Q4のTGEが近づくにつれ、
edgeXは今後、暗号資産市場で最も注目されるDEXの一つになる可能性があります。
edgeX公式X:https://x.com/edgeX_exchange