リップルがバーレーン初のブロックチェーン決済プロバイダーに
リップル(Ripple)は、ブロックチェーンおよびデジタル資産分野でのプレゼンス拡大のため、バーレーン・フィンテック・ベイと提携した。
Big news: @Ripple is expanding into the Kingdom of Bahrain! 🇧🇭
Through our new partnership with @FinTechBay we will drive adoption and education around blockchain, as well as support pilot projects across Bahrain’s digital asset ecosystem.
This move builds on Ripple’s growing…
— Reece Merrick (@reece_merrick) October 9, 2025
バーレーン王国に進出します!
ブロックチェーンの普及と教育を推進し、バーレーンのデジタル資産エコシステム全体にわたるパイロットプロジェクトを支援します。この動きは、Rippleの中東におけるプレゼンスの拡大を基盤とし、将来的にはバーレーンの機関投資家への製品提供開始に向けた道筋となります。
クロスボーダー決済および流動性ソリューションのグローバルリーダーであるリップルは、バーレーン有数のフィンテックハブであるBahrain FinTech Bay(バーレーン・フィンテック・ベイ)との新たな提携を発表した。
この提携は、パイロットプロジェクト、教育、エコシステム開発を通じて、ブロックチェーンおよびデジタル資産エコシステムの拡大を目的としており、リップルがバーレーン王国に正式に進出することを意味している。リップルは、バーレーンの金融機関に対し、ステーブルコインRLUSDとデジタル資産カストディサービスを提供する予定だ。
リップルによる中東でのブロックチェーン事業強化
バーレーンに進出したリップルは、今年(2025年)初めにDFSA(ドバイ金融サービス機構)からライセンスを取得しており、同社にとって中東全域でのプレゼンス構築に向けた新たな一歩となることが期待されている。
今回の事業拡大は、リップル社の中東における事業拡大を基盤としており、ドバイでブロックチェーンベースの決済会社として初めて認可を取得している。同社は現在、クロスボーダー決済、RLUSDステーブルコイン、デジタル資産カストディサービスといった自社の製品とソリューションをバーレーンの金融機関に提供することを目指しており、同社の中東・アフリカ担当マネージングディレクターであるリース・メリック(Reece Merrick)氏は、バーレーンはブロックチェーン導入を迅速に進めてきたと述べたうえで、次のように語っている。
バーレーン・フィンテック・ベイと協力し、地元のブロックチェーン産業の活性化に向けた基盤構築を継続していくことを楽しみにしています。
リップル社とバーレーン・フィンテック・ベイによる今後の取り組み
リップル社とバーレーン・フィンテック・ベイは今後、以下の主要活動に取り組組んでいく。
- 概念実証(PoC)およびパイロットブロックチェーンプロジェクト支援
- デジタル決済、トークン化、ステーブルコインのユースケース紹介
- 教育プログラムとアクセラレーターの主導
- パートナーシップの構築と知識共有のための地域イベント参加
バーレーン・フィンテック・ベイのスージー・アル・ジーラ(Suzy Al Zeerah)COO(Chief Operating Officer:最高執行責任者)氏は、この提携は、リップル社のようなグローバル企業と地元の才能やイノベーションを結びつけるのに役立つと述べたうえで、次のように語った。
私たちは共に、バーレーンの金融の未来を築いています。
バーレーンは先進的な金融ハブとしての評判を得ており、今回の新たなパートナーシップは、ブロックチェーン分野における同国の地位をさらに強化するものと言える。