中国でゲーム用トークンの法定通貨への交換禁止案
中国新聞出版総局（※以下、GAPPと表記）は、法定通貨への交換禁止案が含まれる、ゲーム用仮想通貨の規制を発表した事がわかった。
GAPPは最近、オンラインゲーム業界におけるゲーム内トークンの規制における重大な変更を概説する草案を発表。今回の動きは、ゲームにおけるデジタル通貨に対する同国のアプローチにおける戦略的変更を示すものである。GAPPはゲームトークンを物理的な商品や法定通貨に変換することの禁止を提案。この規制は62条におよぶ、無数のオンラインゲーム慣行に影響を与えることが予想される。
さらに、ゲーム会社に対して厳しい要件が導入される予定で、中国におけるライセンスの強制、2年間のデータ保持ポリシー、コンテンツにおける国家的および社会主義的価値観の厳守、匿名ユーザー登録の廃止などが含まれるという。
ゲーム用仮想通貨トークンの未来
ガイドラインの第23条でGAPPは、ゲームトークンの使用について具体的に取り上げており、物理的な商品、サービス、または法定通貨との交換に対する制限を提案している。
中国では法定通貨として認められていない仮想通貨を巡る現法律の曖昧さが、規制の解釈をさらに複雑なものにしている。さらに、ゲームプロバイダーは、登録や毎日のログインに対するボーナスなどの誘因に対する新たな制限にも直面。不合理な消費者支出に対する対策を講じることが求められている。
同ガイドラインは024年1月22日（月曜日）まで公聴会が開かれているものの、法的に制定されていない。さらに、同期間には、フィードバックが適用され、施行可能になる前に調整が行われる可能性がある。DappRadar（ダップレーダー）によると、Web3ゲーム分野は大きな活動を見せており、過去3カ月間で毎日約100万のユニークなアクティブなウォレットが関与している。専門家は、ユーザーエンゲージメントが急増する可能性があると予測しており、新しい規制は業界の軌道に大きな影響を与える可能性があることから、高い関心が寄せられている。
