TwitterはTwitterコインを立ち上げか=ネイティブ通貨としてDOGEに代わるのか

TwitterがTwitterコインを立ち上げか

Twitterの新たなCEO(最高経営責任者)となったイーロン・マスク(Elon Musk)氏が、近々自身の仮想通貨であるTwitterコインを立ち上げるのではないかという噂がTwitter上で流れていることが明らかになった。

ブロガーでTwitterユーザーのジェーン・マンチュン・ウォン(Jane Manchun Wong)氏は、Twitterコインのロゴと思われるスクリーンショットを投稿したが、同氏のツイートは公開から数分後に該当のツイートは非公開に設定。このツイートのスクリーンショットを撮ることに成功したユーザーもおり、どうやらマスク氏は、すでにTwitterコインのロゴを開発しているとみられている。

隠されたTips設定の中にコイン項目が発見される

ウォン氏は別のツイートで、マスク氏率いる同社が当面の間、仮想通貨チップや決済を実装する可能性があることも明らかにしており、Twitter APIのリーク情報では、隠されたTips設定の中にCoinsの項目があることが示されているとのこと。

仮想通貨コミュニティは現在、Twitterコインのリリースにより、マスク氏のお気に入りのコインであるドージコイン(Dogecoin/DOGE)がどのような影響を受けるかという議論を読んでいる。一見したところ、Twitterからの独自コインは、DOGEなどの仮想通貨を統合する必要性がなくなるため、DOGEやビットコイン(Bitcoin/BTC)にとってマイナスであるとの見方が強まっている。APIのリークはマスク氏が1つの仮想通貨だけでなく、複数の仮想通貨に注目していることを示す可能性があり、このようにDOGEとBTCは、Twitterコインを補完する存在となり得るとのこと。

Twitterは決済ビジネスになれるか

仮想通貨業界全体は、Twitterの仮想通貨ウォレットの統合から利益を得ることができ、多くのコミュニティにとってポジティブなニュースであるとされている。

マスク氏はツイートの中でドージコインに言及していないが、DOGE価格は急騰しており、コミュニティは、DOGEが同氏のTwitterの仮想通貨化計画の一部であると推測したとみられる。Strikeのジャック・マーラー(Jack Mallers)CEOは、Twitterにライトニングネットワークを採用することで、Twitterは決済ビジネスになることができ、従来のTwitterができない決済体験を構築する機会があると述べている。

一方で、マスク氏がTwitterのCEOに就任してから、Twitterは多くの変化を経験しており、その一つにTwitterのサブスクリプションの問題が挙げられている。同氏は、iOS/Androidの両プラットフォームが、すべてのアプリ内課金から徴収する最大30%の手数料を回収していることについて言及。その証拠にイーロン・マスク氏は「iOS/Androidの二極化により、アプリストアの手数料は明らかに高すぎる。インターネットに対する隠れた30%の税金だ」とコメントしている。同氏は、iOS/Androidの二大巨頭との戦いが悪化した場合、新しいスマートフォンとOSを設計することをほのめかしている。