オーストラリア証券投資委員会は規制されていない仮想通貨への投資に懸念を表明

オーストラリア規制当局が規制されていない仮想通貨投資に警告

仮想通貨市場の現在の様子を考えると、かなり憂慮すべきことではあるものの、オーストラリアの金融サービス規制当局は、この増加は世界的なパンデミックの熱気の中で顕著になった事を念頭に、規制されていない仮想通貨への投資に対して懸念を表明した事が分かった。

ASIC(Australian Securities and Investment Commission=オーストラリア証券投資委員会)ジョー・ロンゴ(Joe Longo)議長は報告書の中で、2021年11月、世界的なパンデミックの中での投資率を観察することを目的として実施された調査に従ったものを参照して懸念を表明同氏は、ASICはデジタル資産製品の投資家の数が増加していることを非常に懸念していると述べている。ただし、これらのデジタル通貨製品は依然として規制されておらず、不安定であると警告している。

調査報告内容

仮想通貨は、2 番目に多く投資された商品として浮上しており、最新調査データによると、仮想通貨業界は投資家の総数の最大44%を占めていた。

さらに、これらの投資家の約25%は、彼らが関与した唯一の投資カテゴリーが仮想通貨カテゴリーであることを明らかにした。この調査では、デジタル通貨投資家の44%のうち、投資カテゴリーに伴うリスクを認めたのはわずか20%であったことも指摘している。ほとんどの仮想通貨投資家はこれらのデジタル資産に伴うリスクを認識していないため、これが規制当局が懸念する主な原因となっている。

仮想通貨規制の必要性

ロンゴ議長は、投資家はこれらの仮想通貨資産を保持している保護をほとんどまたはまったく持っていないと指摘している。

この趣旨で、投資家に必要なセキュリティを提供するため、デジタル通貨規制を設定することが合理的に必要となる。一方で、アンドリュー・ブラッグ(Andrew Bragg)上院議員も投資家保護についての見解を表明しており、同氏は仮想通貨規制を展開するというロンゴ議長の提案に同意している。さらに、オーストラリアを拠点とする仮想通貨を得意とするジョニ・ピロヴィッチ(Joni Pirovich)弁護士は、ASIC の機能について疑問を表明しており、ASIC は発行者とトークン間の取引を管理する準備が十分に整っていない可能性があると指摘している。同弁護士はさらに、オーストラリアでの取引とトークン発行の関係が政策立案者に混乱を引き起こしていると指摘している。

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