ブラックロック、XRP ETF申請のニュースはフェイクであることを確認

ブラックロックのXRP ETF申請ニュースはフェイクだった

世界最大の資産運用会社であるブラックロック(Blackrock)は、スポットイーサリアムETFの登録に続き、XRPの上場投資信託(ETF)をローンチするために登録したという噂を否定したことが明らかになった。

日本語訳:
これは嘘です!私はブラックロック社に確認しました。ブラックロックの幹部の名前などを使って何かを追加したに違いありません。おいおい。

仮想通貨の上場投資信託(ETF)への熱意が高まる中、世界最大の資産運用会社である同社が、”Ishares XRP Trust “と呼ばれるスポットXRP ETFを登録したという噂が13日にソーシャルメディアで広がった。しかし、ブルームバーグ・シニアETFアナリストのエリック・バルチュナス(Eric Balchunas)氏は、X(旧Twitter)のフォロワーに、ブラックロックからの確認を引用して、このニュースは偽りであると警告した。同氏は、ブラックロックの役員名を使った偽情報を誰かが付け加えたに違いないと指摘しており、このフェイクニュースにより、XRPの価格は7%急騰し、その後上昇分をすべて失っている。

SECへの申請に先立って、これらのプロダクト用の法人として機能するデラウェア州の法人に対する申請も行われていたとされ、11月13日(火曜日)に提出された書類は既存の書類を模倣していたが、実際にはブラックロックが提出したものではなかったという。また9月に、ブラックロックがXRPに軸足を移したという噂が流れた。それにもかかわらず、多くの人々がこの誤った情報に素早く注意を促し、ブラックロックはビットコインからXRPに移行していないことを強調した。ブラックロックのニュースはフェイクだったにもかかわらず、XRPには最近良いニュースがいくつかあり、ドバイ金融サービス局は、XRPを公認仮想通貨トークンとして承認している。7月には、アナリサ・トーレス(Analisa Torres)連邦地裁判事は、リップル社の訴訟において、法律上、XRPは証券ではないとの判決を下したことも明らかになっている。

未だ仮想通貨ETFスポットを承認していないSEC

ブラックロックはすでに、Ishares Bitcoin Trustと呼ばれるビットコインのスポットETFを申請しており、先週同社は、Ishares Ethereum Trustと呼ばれるイーサリアムのスポットETFを申請している。

一方でSECは、仮想通貨先物に基づくいくつかのETFを承認しているにもかかわらず、未だに仮想通貨ETFのスポットを承認していない。SEC(米国証券取引委員会)のゲーリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長は、証券規制当局が8~10のビットコインETFのスポット申請を検討していると述べており、JPモルガンのアナリストを含め、SECが一度に複数のスポットビットコインETFを承認すると予想する人もいる。

デラウェア州の企業登録プロセスが悪用されたのはこれが初めてではなく、仮想通貨の価格をつり上げる目的とみられており、2021年の2件の申請書では、資産運用会社グレイスケールが、実際には計画のなかった2つの仮想通貨の投資信託をローンチすることが示唆されていた。